ムキカキ三陸。前年比6%増

2023年10月第1週(9月29日〜10月5日)

カキ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年10月第1週(9月29日〜10月5日)の概況より。
4日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ12%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,159t(前週比108%、前年同期比96%)。

このうち鮮魚類は562t(前週比88%、前年同期比94%)、冷凍魚類は327t(前週比178%、前年同期比114%)、塩干加工品は271t(前週比106%、前年同期比83%)。

日ごとの動き

9月29日(金) 週末の取引、買い気は上向き。イワシが1〜3割反発、アジが1〜2割続伸、サンマはしっかり、サバとカツオはともに強保合、ブリは小安く、スルメは弱保合。相場全体では強保合

9月30日(土) 休市前の取引、買い気は上向き。サンマがしっかり、アジは続伸、サバとブリはともに底堅く、スルメは小幅上伸、カツオは保合

イワシ 小反落。相場全体では小高い

10月2日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。イワシが2〜3割反発し、ブリは1〜3割上伸、カツオは堅調、メジは2割下落、スルメは小幅ながら反落、アジは軟調、サバは小甘い、サンマは区々。相場全体では区々

10月3日(火) 休市前の取引、買い気はいまひとつ。アジが2〜5割上伸、スルメは小反発、イワシは堅調、サンマは強保合、ブリは軟調、カツオは小甘い、サバは小動き。相場全体では強保合

10月5日(木) 休市明けの取引、荷動きはやや好転。品薄のサンマが6〜7割急伸、イワシは2〜4割、カツオは1〜2割ともに上伸、サバは強保合、ブリは1〜2割下落、アジは軟調、スルメは弱保合。相場全体では区々

品目別の動き

アジ 中型が長崎と鳥取、中小型が千葉と京都主体に入荷。数量は前週に比べ21%減少し、価格は中型が2.5割弱高、中小型が3.5割強高。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ変わらず、価格は1.5割強高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ34%減少し、価格は1.5割弱高。

スルメイカ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ23%増加し、価格は0.5割安。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ20%減少し、価格は1割弱高。

サンマ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ27%減少し、生の価格は0.5割強高。

ムキカキ 三陸主体に入荷。数量は前年に比べ6%増加し、三陸産の価格は前年に比べ0.5割高。

主な水産物の市況(2023年10月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ38.7101109各地16,7405,2162,7009988
海外7,8844,8253,24091110
メバチ47.7101121各地※冷凍3,02497868010372
アジ35.67966長崎ほか2,808788432124192
千葉ほか中小756540324136131
サバ21.810071宮城1,512551324116170
イワシ1366169北海道1,296421216113130
スルメイカ8.612373鳥取1,6201,27475695127
冷スルメイカ1.210039各地1,080-810--
サンマ37.37375岩手5,4001,318756106158
各地解凍-1,296-100-
カレイ8.78871北海道918756648110156
青森ほかマコ1,6201,29654096-
北海道アカ1,02676764897111
北海道アサバ75654037888134
ハマチ10.689147愛媛ほか野〆1,2961,2151,13410078
塩サケ26.812077北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100100
タラ類5.58746岩手ほか1,296-594--
宮城ぶわ1,620-1,512--
カツオ36.580146宮城2,16067032410894
キンメダイ8.7134128東京ほか4,9681,94475610690
ムキカキ1.7-106三陸5,9403,3722,160-105
各地2,376-1,620--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/