こまつな、レタスなどが増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年9月第4週（9月22日〜9月28日）の概況より。
開市日数は、今週4日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量6,023t（前週比113％、前年同期比107％）。

日ごとの動き

前週比ではとうもろこし、かぼちゃ、きゅうり等が減少したが、こまつな、レタス、ほうれんそう等が増加したため、13％の増加となった。

前年同期比ではとうもろこし、ほうれんそう、えだまめ等が減少したが、まつたけ、さといも、なす等が増加したため、7％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で11％の増加となった。消費地の気温が下がってきたことで需要が若干出てきており、北海道産の価格は保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、気温が低下したことで品質低下が落ち着き、前週比で27％の増加となった。高値続きのため荷動きは鈍化した。北海道産の価格は保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で14％の増加となった。量販店特売があることから引き合いがあり、群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に入荷し、前週比で27％の増加となった。長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比で20％の増加となった。消費地の気温が下がってきたことで需要が出てきており、長野県産の価格は弱含みとなった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷し、生産が回復してきたことから、前週比で27％の増加となった。高値反動による荷動きの鈍化が続いていることから、群馬県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　、福島県、群馬県等から入荷したが、気温の低下により前週比で9％の減少となった。福島県産の価格は弱含みとなった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で7％の増加となった。堅調な相場であることから消費は鈍り、群馬県産の価格は弱保合となった。

トマト　北海道、千葉県等から入荷し、前週比で25％の増加となった。これまでの高値反動で荷動きは鈍化し、北海道産の価格は弱保合となった。

ピーマン　岩手県、茨城県等から入荷し、前週比で4％の増加となった。堅調な相場であることから荷動きは落ち着いており、岩手県産の価格は弱含みとなった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比で9％の増加となった。これまで高温の影響でイタミがみられたが、気温が低下したことで落ち着いてきている。大玉の引き合いは落ち着き、荷動きは鈍化した。北海道産の価格は強保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷し、前週比で17％の増加となった。高温、干ばつにより生育は停滞気味で小玉傾向となっている。荷動きは落ち着いている。北海道産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年9月第4週）