サンマ北海道主体に入荷3倍増

2023年8月第4週(8月25日〜8月31日)

サンマ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年8月第4週(8月25日〜8月31日)の概況より。
30日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,006t(前週比109%、前年同期比94%)。

このうち鮮魚類は506t(前週比99%、前年同期比98%)、冷凍魚類は288t(前週比152%、前年同期比111%)、塩干加工品は211t(前週比94%、前年同期比72%)。

日ごとの動き

8月25日(金) 週末の取引、買い気はいまひとつ。メジが小高く、ブリは強保合、サバは1〜2割反落、スルメは小幅ながら続落、イワシは軟調、カツオは小動き、アジは保合った。相場全体では小動き

8月26日(土) 休市前の取引、買い気は上向き。アジが強保合、カツオが小高く、スルメは底堅い値動き、イワシとブリはともに保合、サンマは前回入荷の24日に比べ、4分の1水準まで値を下げた。相場全体では強保合

8月28日(月) 週明けの取引、買い気はやや上向き。イワシが2〜3割、ブリが1〜2割ともに上伸、アジとメジはともに1割上伸、サバは堅調、サンマは2〜4割続落、スルメは小甘い。相場全体では上伸

8月29日(火) 休市前の取引、買い気は振るわなかった。サンマが2割続落、アジは1〜2割反落、メジは小反落、サバは軟調、カツオは1割続伸、ブリは堅調、イワシとスルメは保合。相場全体では小反落

8月31日(木) 休市明けの取引、買い気はいまひとつ。サバが2〜3割、スルメは2割ともに上伸、アジは1ー2割反発、メジはしっかり、サンマは1〜3割続落、カツオは1〜2割反落、イワシとブリは保合。相場全体では強保合

品目別の動き

アジ 中型が佐賀、中小型が静岡主体に入荷。数量は前週に比べ17%増加し、価格は中型が4割弱安、中小型が4.5割強安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ15%減少し、価格は1.5割安。

イワシ 長崎と北海道主体に入荷。数量は前週に比べ40%減少し、価格は0.5割高。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ29%増加し、価格は1割弱安。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ9%減少し、価格は2割弱安。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ約3倍に増加し、生の価格は3割強安。

主な水産物の市況(2023年8月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ27.48273各地41,0455,8742,16071138
海外11,3407,0254,320111140
メバチ72.7145215各地※冷凍2,7001,01868010076
アジ46.711788佐賀1,08068037861121
静岡中小6483512165372
サバ22.28592宮城86436727085110
イワシ19.360164長崎ほか1,62036327010599
スルメイカ9.312941石川1,9441,38275691160
冷スルメイカ16363各地1,080-810--
サンマ8.329673北海道5,9403,53770269221
各地解凍-1,296-100-
カレイ6.5176123北海道-788-84128
青森ほかマコ1,620-324--
北海道アカ8647435407990
北海道アサバ432-324--
ハマチ11.7111192愛媛ほか野〆1,2961,2421,18810079
塩サケ16.49570北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100-
タラ類2.611849岩手ほか-----
宮城ぶわ1,620-1,512--
カツオ31.291121鹿児島3,2406053788278
キンメダイ10120110東京ほか5,1842,0951,08083121
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/