りんご、ネクタリンなど増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年8月第4週（8月25日〜8月31日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,265t（前週比101％、前年同期比91％）。

日ごとの動き

前週比では、すいか、すもも、アールスメロン等が減少したが、りんご、ネクタリン、みかん等が増加したため1％の微増となった。

前年同期比ではすいか、ぶどうが増加したが、りんご、もも、ネクタリン等が減少したため、9％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　佐賀県を中心に愛知県等から入荷し、前週比23％の増加となった。グリーンハウスみかんの引き合いは弱いが、徐々に動き始めている。佐賀県産ハウスみかんの価格は弱保合となった。

りんご　長野県を中心に山形県等から入荷し、前週比68％の大幅な増加となった。長野県産「つがる」の価格は保合となった。

もも　福島県、山梨県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。桃の入荷量は全体的に少なく、荷動きがよく引き合いがある。福島県産の価格は保合となった。

ネクタリン　長野県、福島県等から入荷し、前週比33％の大幅な増加となった。長野県産の価格は保合となった。

すもも　山梨県、山形県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。品種が多くまとまったものはない。引き合いは強くなっており、山梨県産の価格は強保合となった。

ぶどう　山形県を中心に山梨県等から入荷し、前週比18％の増加となった。山梨県、長野県産は露地物の出荷ピークに向かっている。黒系は量が少なくやや引き合いが強いが、価格はあまり変わらない。山梨県産「シャインマスカット」は弱保合、岡山県産「アレキサンドリア」は弱含み、山形県産「デラウェア」と山梨県産「巨峰」は保合、山梨県産「ピオーネ」は強含みとなった。

いちじく　愛知県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比8％の増加となった。愛知県産の価格は弱保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。静岡県産の価格は保合となった。

すいか　山形県産は終盤に入り、長野県産が中心になるが入荷量は多くなく、入荷量は前週比50％の大幅な減少となった。3L中心の引き合いとなっており、山形県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2023年8月第4週）