鮮魚の取扱量は前週比2割減

2023年8月第2週(8月11日〜8月17日)

豊洲(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年8月第2週(8月11日〜8月17日)の概況より。
8月15日(火)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ20%の減少。
1日平均取扱数量は総量801t(前週比83%、前年同期比78%)。

このうち鮮魚類は387t(前週比80%、前年同期比81%)、冷凍魚類は188t(前週比81%、前年同期比86%)、塩干加工品は226t(前週比93%、前年同期比68%)。

日ごとの動き

8月11日(金) 週末の取引、荷動きはまずまず。アジとカツオがともに1〜3割上伸、ブリは1〜2割上伸、サバとイワシはともに保合、スルメは小安い。相場全体では小高い

8月12日(土) 3連休前の取引、買い気はいまひとつ。カツオが1〜3割続伸、スルメは1割反発、ブリとメジはともに堅調、イワシはしっかり、サバは強保合、アジは弱保合。相場全体では堅調

8月16日(水) 3連休明の取引、買い気は弱め。イワシが倍値以上に上伸、サバは上伸、スルメは4割続伸、ブリは続堅調、メジは2〜3割下落、アジは小幅下落、カツオは軟調。相場全体では続堅調

8月17日(木) 入荷はさらに減ったが、買い気はいまひとつ。アジが倍値以上に急反発、サバは堅調、カツオはしっかり、イワシとメジはともに保合、ブリは2割下落。相場全体ではしっかり

品目別の動き

アジ 中型が石川、中小型が宮城主体に入荷。数量は前週に比べ79%減少し、価格は中型が約1.9倍、中小型が0.5割弱安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ63%減少し、価格は4.5割高。

イワシ 宮城と石川主体に入荷。数量は前週に比べ94%減少し、価格は約1.7倍。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ60%減少し、価格は3.5割高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ38%減少し、価格は約1.8倍に上昇した。

主な水産物の市況(2023年8月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ349888各地21,60010,1753,780147160
海外10,5846,0244,32010889
メバチ4079110各地※冷凍3,7801,05570210079
アジ7.32127石川3,2401,7551,080185141
宮城中小-540-9650
サバ9.63746宮城2,160594432145147
イワシ1.5671宮城ほか972675324165156
スルメイカ2.74017石川3,0242,1601,404135213
冷スルメイカ1.47039各地1,080-810--
サンマ3.330089各地解凍-1,296-100-
カレイ3.47772北海道756743648123138
青森ほかマコ1,6201,296540--
北海道アカ-1,242-125144
北海道アサバ1,296594540--
ハマチ17.5155172愛媛ほか野〆1,2961,2421,18810079
塩サケ20.910589北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100-
タラ類3.114861岩手ほか-----
宮城ぶわ1,620-1,512--
カツオ32.162170宮城2,16079743217666
キンメダイ1.53227東京ほか3,7802,6062,160130105
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/