鮮魚取扱量は前週比5%減少

2023年7月第5週(7月28日〜8月3日)

豊洲(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年7月第5週(7月28日〜8月3日)の概況より。
2日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ5%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,007t(前週比107%、前年同期比92%)。

このうち鮮魚類は484t(前週比95%、前年同期比98%)、冷凍魚類は283t(前週比132%、前年同期比97%)、塩干加工品は240t(前週比109%、前年同期比76%)。

日ごとの動き

7月28日(金) 週末の取引、買い気は依然として低調。アジが1〜2割続落、メジは軟調、サバは弱保合、ブリは続堅調、カツオは強保合、スルメは小動き、イワシは保合。相場全体では小動き

7月29日(土) 休市前の取引、さえない値動き。アジが小幅続落、イワシとスルメはともに値下がり、ブリは小反落、カツオとサバはともに弱保合。相場全体では小幅下落

7月31日(月) 休市明けの取引、月末市で買い気は低調。イワシとメジがともに2〜3割反発、アジは1〜3割反発、ブリは堅調、カツオはしっかり、スルメは区々、サバは保合。相場全体では反発

8月1日(火) 休市前の取引、買い気はいまひとつ。アジが2割反落、メジは小反落、イワシとブリはともに軟調、カツオは弱保合、スルメは小高く、サバはしっかり。相場全体では軟調

8月3日(木) 休市明けの取引、買い気は若干上向き。ブリが1〜3割、サバは1〜2割ともに上伸、アジは1〜2割反発、スルメは1割続伸、カツオは堅調、イワシは1〜2割下落、相場全体では上伸

品目別の動き

アジ 中型が佐賀、中小型が島根主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は中型が1.5割安、中小型が約2.1倍。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ16%減少し、価格は1割安。

イワシ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ25%減少し、価格は0.5割強高。

スルメイカ 石川と青森主体に入荷。数量は前週に比べ13%減少し、価格は1.5割強安。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ4%減少し、価格は0.5割安。

主な水産物の市況(2023年7月第5週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ30.6100103各地21,6006,1912,376105126
海外11,8806,6194,32094104
メバチ4792116各地※冷凍3,2401,04870210080
アジ41.3102103佐賀1,29675643285101
島根中小1,080846216206151
サバ20.684113宮城75637821690103
イワシ20.87584千葉648400324106106
スルメイカ7.28724石川ほか2,0091,24086484179
冷スルメイカ1.67676各地1,080-810--
サンマ0.710015各地解凍1,2961,296756100-
カレイ8.611992北海道7565183248096
青森ほかマコ1,296-324--
北海道アカ86481075697115
北海道アサバ-----
ハマチ8.797161愛媛ほか野〆1,5121,3071,1889783
塩サケ158060北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100-
タラ類3.210371岩手ほか486-378--
宮城ぶわ1,620-1,404--
カツオ43.296182宮城2,1604322709567
キンメダイ11.1109128東京ほか4,8601,7711,0809390
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/