レタス、なす、えだまめなど増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年7月第4週（7月21日〜7月27日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量4,945t（前週比96％、前年同期比103％）。

日ごとの動き

前週比ではレタス、なす、えだまめ等が増加したが、ほうれんそう、ブロッコリー、とうもろこし等が減少したため、4％の減少となった。

前年同期比ではにんじん、かぼちゃ、ほうれんそう等が減少したが、レイシ（にがうり）、たまねぎ、ブロッコリー等が増加したため、3％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前週比で13％の減少となった。北海道産の価格は保合となった。

にんじん　青森県を中心に北海道等から入荷したが、青森県産は終盤に入ったことから、前週比で1％の微減となった。数量は充分で荷動きは鈍く、青森県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比で5％の減少となった。需要は少なめで、数量は充分なことから荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、長野県産は雹による被害の影響が回復に向かいやや増えたことから、前週比で21％の増加となった。荷動きはやや鈍く、長野県産の価格は弱含みとなった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。気温が高い状態が続き需要は減退していることから、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷したが、高温の影響で各産地からの出荷が減少したため、前週比で21％の減少となった。需要は落ち着いているが、数量が少ないことから群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で1％の微減となった。学校が夏休みに入り需要が減少し、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　、福島県を中心に岩手県等から順調に入荷し、前週比で5％の増加となった。量販店特売の需要があり、荷動きはよく、福島県産の価格は保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から順調に入荷し、前週比で10％の増加となった。荷動きはまずまずで、群馬県産の価格は弱保合となった。

トマト　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前週比で1％の微減となった。荷動きはまずまず良好で、北海道産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷したが、茨城県産が出荷ピークを過ぎたことから、前週比で3％の減少となった。茨城県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　茨城県、静岡県等から入荷したが、静岡県産は終盤に向かい減少していることから、前週比で16％の減少となった。気温が高いことから需要は減退し、荷動きは鈍いものの、茨城県産の価格は強保合となった。

たまねぎ　兵庫県を中心に佐賀県等から入荷したが、前週比で8％の減少となった。全体量充分で荷動きは鈍く、兵庫県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年7月第4週）