アジ中型長崎、中小型新潟主体

2023年7月第3週(7月14日〜7月20日)

アジ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年7月第3週(7月14日〜7月20日)の概況より。
17日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量945t(前週比98%、前年同期比94%)。

このうち鮮魚類は521t(前週比102%、前年同期比103%)、冷凍魚類は188t(前週比91%、前年同期比92%)、塩干加工品は236t(前週比97%、前年同期比80%)。

日ごとの動き

7月14日(金) 週末の取引、買い気は低調。サバが2〜3割続伸、スルメは1〜2割上伸、アジは続堅調、ブリは強保合、カツオは1〜2割続落、イワシは弱保合。相場全体では小高い

7月15日(土) 休市前の取引、買い気よく、荷動きはおおむね良好。アジが小幅続伸、スルメが続堅調、イワシも幾分値を上げ、カツオとブリはともに底堅い値動き。相場全体では小幅続伸

7月18日(火) 休市明けの取引、買い気はいまひとつ。アジが1〜2割反落、カツオ、イワシ、サバ、スルメはいずれも弱保合、ブリは小動き。相場全体では小甘い

7月19日(水) 水曜開市日の取引、買い気は振るわなかった。アジが1〜2割続落、カツオは1〜2割、スルメは1割ともに下落、ブリは弱保合、イワシとメジはともに堅調、サバは保合った。相場全体では軟調

7月20日(木) 入荷は減ったが、買い気は低調。スルメが堅調、カツオは強保合、サバとブリはともに保合、イワシは1〜2割下落、メジは小甘い、アジは弱保合。相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が新潟主体に入荷。数量は前週に比べ50%増加し、価格は中型が1割強安、中小型が2割強高。

サバ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ13%減少し、価格は2.5割弱高。

イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ15%減少し、価格は1.5割弱安。

スルメイカ 福井と石川主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は0.5割安。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ9%増加し、価格は1.5割安。

主な水産物の市況(2023年7月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ39108121各地20,5205,5101,51281109
海外16,2007,6062,80887149
メバチ44.591112各地※冷凍3,2401,06232410180
アジ33.215093長崎1,5121,08054089189
新潟中小97241421612187
サバ2387111岩手756497216124131
イワシ17.58556鳥取6483352708697
スルメイカ5.510026福井ほか2,3761,80686495214
冷スルメイカ2.296138各地1,080-810--
サンマ17763各地解凍-1,296-100-
カレイ6.87976北海道86459443298169
青森ほかマコ1,188972324-82
北海道アカ-810-118120
北海道アサバ540-432--
ハマチ9.990165愛媛ほか野〆1,5121,3501,18810086
塩サケ16.990113北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100-
タラ類3.411058岩手ほか-----
宮城ぶわ1,620-1,404--
カツオ45.9109120宮城1,6205402168585
キンメダイ5.36765東京ほか6,0482,0091,080108105
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/