木曜日荷動きはおおむね良好

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年6月第4週（6月23日〜6月29日）の概況より。
28日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ9％の減少。
1日平均取扱数量は総量1,106t（前週比98％、前年同期比102％）。

このうち鮮魚類は545t（前週比91％、前年同期比100％）、冷凍魚類は293t（前週比116％、前年同期比119％）、塩干加工品は268t（前週比97％、前年同期比90％）。

日ごとの動き

6月23日（金）　週末の取引、買い気は若干上向き。カツオが3〜4割上伸、スルメは強保合、アジは軟調、ブリは小甘い、サバとイワシは保合、メジは区々。相場全体では小甘い。

6月24日（土）　休市前の取引、荷動きはまずまず。ブリが2割上伸、メジは1〜2割上伸、カツオは堅調、サバは強保合、アジは小安く、スルメは小動き、イワシは保合。相場全体では堅調。

6月26日（月）　休市明けの取引、買い気は振るわなかった。アジが1〜3割反発、ブリは堅調、メジは強保合、サバは1〜2割下落、スルメとカツオは小動き、イワシは保合。相場全体ではしっかり。

6月27日（火）　休市前の取引、買い気は以前として弱め。サバがしっかり、メジは弱保合、アジは小動き、カツオは区々、イワシ、スルメ、ブリはいずれも保合った。相場全体では保合。

6月29日（木）　休市明けの取引、荷動きはおおむね良好だった。ブリが小幅下落し、カツオとアジがやや値下がり、スルメは小高く、イワシは強保合、サバはおおむね保合った。相場全体では小動き。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が新潟主体に入荷。数量は前週に比べ5％増加し、価格は中型が1割弱高、中小型が1割弱安。

サバ　宮城主体に入荷。数量は前週に比べ4％減少し、価格は1割強安。

イワシ　千葉主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は2割弱安。

スルメイカ　石川主体に入荷。数量は前週に比べ30％減少し、価格は1割高。

カツオ　千葉と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ28％減少し、価格は3割高。

主な水産物の市況（2023年6月第4週）