イワシ、カツオ、前週比減少

2023年6月第3週(6月16日〜6月22日)

イワシ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年6月第3週(6月16日〜6月22日)の概況より。
21日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,132t(前週比104%、前年同期比93%)。

このうち鮮魚類は601t(前週比99%、前年同期比93%)、冷凍魚類は253t(前週比114%、前年同期比110%)、塩干加工品は277t(前週比104%、前年同期比81%)。

日ごとの動き

6月16日(金) 週末の取引、買い気はやや上向き。イワシが1〜3割上伸、アジは強保合、ブリは4〜5割反落、カツオは軟調、スルメは弱保合、サバとメジは保合った。相場全体では区々

6月17日(土) 休市前の取引、買い気よく、荷動きはおおむね良好だった。イワシとスルメが幾分値を下げ、ブリが続軟調、サバは小高く、アジは保合、カツオは小動き。相場全体では弱保合

6月19日(月) 休市明けの取引、買い気はまずまず。スルメが堅調、アジは強保合、イワシとブリはともに保合、サバは小反落、メジは小安く、カツオは小甘い。相場全体では小動き

6月20日(火) 休市前の取引、荷動きは比較的良好。サバが2〜3割反発し、ブリは1〜2割上伸、カツオは小高く、イワシは堅調、アジは1〜2割下落し、スルメは軟調、メジは小甘い。相場全体では小高い

6月22日(木) 休市明けの取引、買い気は振るわなかった。アジが1〜2割反発し、スルメは1割上伸、メジはしっかり、サバは2割反落し、カツオは軟調、ブリは弱保合、イワシは保合。相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が新潟主体に入荷。数量は前週に比べ13%増加し、価格は中型が1.5割弱安、中小型が3割弱安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少し、価格は2割弱高。

イワシ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ13%減少し、価格は3.5割強高。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少し、価格は1割弱高。

カツオ 千葉と宮城主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は3.5割強安。

主な水産物の市況(2023年6月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ50.28586各地15,6603,3921,620109121
海外8,3166,7462,700-208
メバチ63.1135113各地※冷凍3,5641,0835407581
アジ4211390長崎1,2967344868794
新潟中小1,2963422707155
サバ26.49492宮城972400216119132
イワシ36.287102宮城864410270136112
スルメイカ11.19334石川1,7281,037648109141
冷スルメイカ1.78189各地1,080-810--
サンマ0.88057各地解凍1,2961,296756100-
カレイ15.297103北海道64848632492125
青森ほかマコ1,080-324--
北海道アカ75655132491102
北海道アサバ-----
ハマチ9.4102138愛媛ほか野〆1,5121,3501,18810088
塩サケ17.311082北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100-
タラ類4.88980岩手ほか-----
宮城ぶわ1,620-1,404--
カツオ47.89867千葉ほか2,7004972166494
キンメダイ10114132東京ほか4,3201,7501,080103101
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/