木曜、カツオは2〜3割続落

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年6月第1週（6月2日〜6月8日）の概況より。
7日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ10％の減少。
1日平均取扱数量は総量1,019t（前週比88％、前年同期比88％）。

このうち鮮魚類は526t（前週比90％、前年同期比88％）、冷凍魚類は246t（前週比77％、前年同期比123％）、塩干加工品は248t（前週比95％、前年同期比69％）。

日ごとの動き

6月2日（金）　週末の取引、天候の悪化で買い気は低調。サバが3〜5割上伸し、アジは2〜3割反発、メジはしっかり、ブリは続軟調、イワシは小甘い、スルメは区々、カツオは小動き。相場全体では堅調。

6月3日（土）　休市前の取引、雨市で買い気は弱かった。カツオが2〜5割、メジは2〜3割ともに上伸、ブリは小高く、アジとスルメはともに堅調、サバは弱保合、イワシは保合。相場全体では続堅調。

6月5日（月）　休市明けの取引、買い気は順調。イワシが3割、スルメは1〜2割ともに上伸、メジは小幅ながら続伸、カツオは低調、サバは2〜3割下落、アジは小安い、ブリは保合。相場全体では区々。

6月6日（火）　休市前の取引、買い気は幾分弱まった。イワシが小幅ながら続伸、メジはおおむね続伸、サバは堅調、スルメはしっかり、カツオは1〜2割下落、アジは小動き、ブリは保合った。相場全体では小高い。

6月8日（木）　休市明けの取引、荷動きは幾分上向き。アジが1〜2割上伸、ブリは堅調、スルメは強保合、カツオは2〜3割続落、メジは2割反落、サバは1〜2割下落、イワシは小動き。相場全体では区々。

品目別の動き

アジ　中型が石川、中小型が島根主体に入荷。数量は前週に比べ28％減少し、価格は中型が3割弱高、中小型がわずかに下落。

サバ　宮城主体に入荷。数量は前週に比べ4％減少し、価格は3割弱高。

イワシ　宮城と千葉主体に入荷。数量は前週に比べ6％減少し、価格は2割強高。

スルメイカ　石川と富山主体に入荷。数量は前週に比べ34％減少し、価格は1.5割安。

カツオ　千葉と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ29％減少し、価格は約1.7倍に上昇。

主な水産物の市況（2023年6月第1週）