カツオ8%減、イワシは半減

2023年5月第2週(5月5日〜5月11日)

イワシ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年5月第2週(5月5日〜5月11日)の概況より。
10日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ32%の減少。
1日平均取扱数量は総量975t(前週比66%、前年同期比72%)。

このうち鮮魚類は533t(前週比68%、前年同期比74%)、冷凍魚類は196t(前週比58%、前年同期比69%)、塩干加工品は246t(前週比67%、前年同期比72%)。

日ごとの動き

5月5日(金) 連休明けの取引、買い気はまずまず。スルメが1割続伸し、ブリは堅調、メジは下落、カツオは軟調、イワシは小甘い、アジは区々、サバは小動き。相場全体では小動き

5月6日(土) 休市前の取引、前荷薄もあり買い気よく、おおむね順調な荷動き。アジが2割上伸、ブリは強保合、カツオ、サバ、イワシはともに底堅く、スルメは引き続き品薄高。相場全体では小高い

5月8日(月) 休市明けの取引、雨市で買い気は振るわなかった。イワシが2〜4割上伸し、サバは2割上伸、スルメはしっかり、カツオは区々、アジは保合、ブリは弱保合。相場全体では堅調

5月9日(火) 休市前の取引、天候も回復し、買い気は上向き。アジが2〜3割上伸、イワシは1〜2割続伸、ブリは1〜2割上伸、カツオは小動き、サバは保合、スルメとメジはともにできず。相場全体では上伸

5月11日(木) 休市明けの取引、入荷は増えたが買い気はまずまず。カツオが2割上伸、スルメとメジは堅調、アジは2〜3割反落、サバは1〜3割下落、イワシは1〜2割反落。相場全体では区々

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が新潟主体に入荷。数量は前週に比べ62%減少し、価格は中型が3.5割弱高、中小型が3割弱安。

サバ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ42%減少し、価格は1.5割強高。

イワシ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ51%減少し、価格はほぼ変わらず。

スルメイカ 長崎と富山主体に入荷。数量は前週に比べ48%減少し、価格は2割強高。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ8%減少し、価格は2.5割弱安。

主な水産物の市況(2023年5月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ38.69066各地16,7406,4032,700124196
海外8,1004,4603,240113114
メバチ42.49763各地※冷凍2,7001,1868645593
アジ21.63830長崎1,7281,051486133231
新潟中小86464827071125
サバ14.95859千葉1,080562324116149
イワシ21.14992石川864356270101137
スルメイカ4.35235長崎ほか1,7281,4391,296121218
冷スルメイカ3.291133各地1,080-810--
サンマ1.512575各地解凍-1,296-100-
カレイ14.48594北海道75652343294112
青森ほかマコ1,080824378102127
北海道アカ756662486119153
北海道アサバ54043221615080
ハマチ9.87180愛媛ほか野〆1,5661,4041,296100104
塩サケ22.695119北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100115
タラ類6.57481岩手ほか-----
宮城ぶわ1,620-1,404--
カツオ41.89276鹿児島3,45661632476124
キンメダイ11.4123104東京ほか5,0762,1171,080105126
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/