カツオ千葉主体に入荷も3割減

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年4月第4週（4月21日〜4月27日）の概況より。
26日（水）　が開市のため6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ17％の減少。
1日平均取扱数量は総量961t（前週比84％、前年同期比81％）。

このうち鮮魚類は521t（前週比83％、前年同期比81％）、冷凍魚類は193t（前週比82％、前年同期比81％）、塩干加工品は247t（前週比89％、前年同期比82％）。

日ごとの動き

4月21日（金）　週末の取引、荷動きはおおむね順調。サバ、カツオはともに2〜3割上伸、ブリは小高く、アジは堅調、イワシはしっかり、メジは1〜2割下落、スルメは保合。相場全体では小高い。

4月22日（土）　休市前の取引、買い気よく、荷動きはおおむね良好。アジが小高く、スルメが堅調、カツオは底堅い値動き、サバ、イワシ、ブリは保合。相場全体では強保合。

4月24日（月）　休市明けの取引、買い引きは弱かった。スルメが2割上伸、ブリはしっかり、サバは強保合、カツオは軟調、メジは小甘い、アジとイワシはともに保合。相場全体では小動き。

4月25日（火）　開市の間の取引、荷動きはさえなかった。アジが2〜4割上伸、カツオは小高く、ブリとメジはともに堅調、スルメは1〜2割反落、イワシは軟調、サバは小動き。相場全体では堅調。

4月26日（水）　水曜開市日の取引、雨市のため荷動きは振るわなかった。アジとメジが軟調、ブリが小甘い、イワシとスルメは保合、サバは強保合、カツオはしっかり。相場全体では小甘い。

4月27日（木）　入荷は増えたが、天候が回復し、買い気は上向いた。アジが1割上伸、メジはしっかり、サバは軟調、スルメは小甘い、イワシは区々、ブリは小動き、カツオはもちあった。相場全体では強保合。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が島根主体に入荷。数量は前週に比べ41％減少し、価格は中型が4.5割弱高、中小型が1割弱高。

サバ　鳥取と千葉主体に入荷。数量は前週に比べ31％減少し、価格は1割高。

イワシ　石川主体に入荷。数量は前週に比べ6％増加し、価格はほぼ変わらず。

スルメイカ　富山主体に入荷。数量は前週に比べ56％増加し、価格はほぼ変わらず。

カツオ　千葉主体に入荷。数量は前週に比べ30％減少し、価格は5.5割強高。

主な水産物の市況（2023年4月第4週）