アンデスメロン65％の大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年4月第4週（4月21日〜4月27日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,150t（前週比99％、前年同期比100％）。

日ごとの動き

前週比では、アンデスメロン、すいか、アールスメロン等が増加したが、清見、キウイ、はっさく等が減少したため、1％の微減となった。

前年同期比では、キウイ、りんご、清見等が増加したが、あまなつかん、不知火、アンデスメロン等が減少し、増減なしとなった。

市況は前週比、前年同期比ともに保合となった。

品目別の動き

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比14％の減少となった。貯蔵物の販売が中心となっており、熊本県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に入荷したが、前週比31％の大幅な減少となった。和歌山県産の価格は弱保合となった。

河内晩柑　愛媛県を中心に熊本県等から入荷し、前週比1％の微増となった。愛媛県産の価格は保合となった。

不知火　熊本県を中心に長崎県等から入荷したが、前週比14％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

清見　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比65％の大幅な減少となった。愛媛県産の価格は強含みとなった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比7％の減少となった。青森県産の価格は「ふじ」「王林」ともに強保合となった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。九州はGW明けに出荷が終了となる産地が出始める見込みである。価格は福岡県産「あまおう」は弱保合、栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産「いちごさん」及び静岡県産「紅ほっぺ」は保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比19％の増加となった。静岡県産の価格は保合となった。

アンデスメロン　熊本県を中心に茨城県等から入荷し、前週比65％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

すいか　熊本県を中心に高知県等から入荷し、前週比35％の大幅な増加となった。熊本産は出荷ピークに入っているが、気温が前週より低く肌寒い日が続いたことで販売苦戦となり、熊本県産の価格は弱保合となった。

こだますいか　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比6％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2023年4月第4週）