アジ倍増。カツオ減、1割強安

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年4月第3週（4月14日〜4月20日）の概況より。
19日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ10％の増加。
1日平均取扱数量は総量1,141t（前週比110％、前年同期比94％）。

このうち鮮魚類は626t（前週比110％、前年同期比104％）、冷凍魚類は237t（前週比114％、前年同期比84％）、塩干加工品は278t（前週比104％、前年同期比83％）。

日ごとの動き

4月14日（金）　週末の取引、買い気はやや上向き。ブリが1〜2割上伸、スルメは強保合、アジは1〜2割、メジは小幅に続落、サバは軟調、カツオは小動き、イワシは保合。相場全体では小動き。

4月15日（土）　休市前の取引、雨市で買い気は弱まった。サバが1〜2割下落、アジは小幅続落、メジは軟調、スルメは1割上伸、カツオはしっかり、イワシ、ブリはともに保合。相場全体では弱保合。

4月17日（月）　休市明けの取引、天候もよく買い気は順調。イワシが堅調、カツオはしっかり、メジは強保合、サバは軟調、ブリは弱保合、アジは保合。相場全体では小動き。

4月18日（火）　休市前の取引、入荷が減ったため買い気はまずまず。メジが堅調、カツオ、ブリはともに強保合、サバは1〜2割下落、アジは小甘い、イワシは弱保合。相場全体では小動き。

4月20日（木）　休市明けの取引、入荷増で買い気は低調。アジが1〜2割上伸、イワシは堅調、サバは強保合、メジは軟調、ブリは小甘い、カツオは区々、スルメは小動き。相場全体では強保合。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が静岡を主体に入荷。数量は前週に比べ約2.3倍に増加し、価格は中型が5割強安、中小型が約5.5割安。

サバ　鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ約2.9倍に増加し、価格は3割安。

イワシ　石川主体に入荷。数量は前週に比べ12％減少し、価格は変わらず。

スルメイカ　富山主体に入荷。数量は前週に比べ32％減少し、価格は0.5割高。

カツオ　千葉主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は1割強安。

主な水産物の市況（2023年4月第3週）