じゃがいもが南北から入荷で増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年4月第2週（4月7日〜4月13日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,309t（前週比100％、前年同期比104％）。

日ごとの動き

前週比ではにんじん、かぼちゃ、なす等が減少したが、ふき、じゃがいも、ごぼう等が増加したため、増減なしとなった。

前年同期比ではそらまめ、かぼちゃ、なす等が減少したが、ふき、たまねぎ、じゃがいも等が増加したため、4％の増加となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比では強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県産を中心に入荷し、神奈川県産は終了。千葉県産はこれまでの前進出荷により出荷の谷間となったため、前週比14％の減少となった。荷動きは鈍いものの、全体量が減少したため、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　徳島県を中心に北海道等から入荷したが、前週比29％の減少となった。徳島県産の価格は強保合となった。

キャベツ　神奈川県、愛知県等から入荷したが、愛知県産の冬物キャベツがピークを過ぎ減少したことで、前週比2％の減少となった。春キャベツの需要があることから荷動きはまずますで、神奈川県産の価格は強保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、茨城県産はtネル物から露地物へ切り替わり、前週比8％の減少となった。荷動きはまずまずで、茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に春作が順調に入荷し、前週比5％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　茨城県を中心に群馬県等から入荷するも、出荷ピークが落ち着いたことから、前週比7％の減少となった。荷動きは良好で相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から春ねぎが、茨城県から初夏ねぎが順調に入荷し、前週比3％の増加となった。千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり　天候が回復したことから群馬県、埼玉県等から順調に入荷し、前週比23％の増加となった。荷動き鈍化の影響で相場は下がり、群馬県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比16％の減少となった。荷動きは鈍いものの、高知県産の価格は強含みとなった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比16％の増加となった。全体量十分なことから荷動きは鈍化し、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から順調に入荷し、前週比7％の増加となった。全体量十分で荷動きはやや鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　鹿児島県、北海道などから入荷。1月末の寒波の影響で出遅れていた鹿児島県内の各産地の出荷がスタートし、前週比31％の大幅な増加となった。前週の高値反動で今週は引き合い落ち着き相場は下がるも、鹿児島県産の価格は強保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に佐賀県等から入荷。佐賀県産は肥大が進み順調に増量していることから、前週比6％の増加となった。全体量十分なことから荷動き鈍く、北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年4月第2週）