ムキカキ減、三陸産0.5割安

2023年4月第1週(3月31日〜4月6日)

カキ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年4月第1週(3月31日〜4月6日)の概況より。
5日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ14%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,417t(前週比134%、前年同期比98%)。

このうち鮮魚類は654t(前週比114%、前年同期比99%)、冷凍魚類は443t(前週比188%、前年同期比107%)、塩干加工品は320t(前週比130%、前年同期比85%)。

日ごとの動き

3月31日(金) 週末の取引、買い気はおおむね順調。メジが2割下落、アジ、ブリはともに軟調、サバは小甘い、カツオは買い気よくしっかり、イワシは小動き、相場全体では弱保合

4月1日(土) 休市前の取引、年度初めと休み前で買い気よく、荷動きはおおむね良好。アジが2〜3割下落ブリ、イワシが弱保合、カツオは小安く、メジは小幅続落、スルメは幾分値をあげたが、相場全体では小安い

4月3日(月) 週明けの取引、入荷が急増して荷動きは停滞気味。カツオが2〜3割、アジは1〜2割の続落、スルメは1割反落、ブリは小安い、イワシは強保合、相場全体では続落

4月4日(火) 休市前の取引、買い気はいまひとつ。アジ、スルメがともに2割反発、カツオはしっかり、イワシは強保合、メジは2割下落、ブリは1〜2割続落、サバは小動き、相場全体では区々

4月6日(木) 休市明けの取引、買い気はまずまず。アジが1〜3割、スルメは2割ともに続伸、サバは2割上伸、カツオは堅調、ブリはしっかり、イワシは弱保合、メジは区々、相場全体では上伸

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根を主体に入荷。前週に比べ数量は22%増加し、価格は中型が1.5割弱安、中小型が1割高。

サバ 鳥取を主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は1割高。

イワシ 鳥取を主体に入荷。前週に比べ数量は8%増加し、価格は約1割安。

スルメイカ 山口を主体に入荷。前週に比べ数量は28%減少し、価格は1割高。

カツオ 愛媛を主体に入荷。前週に比べ数量は14%増加し、価格は3割弱高。

ムキカキ 25%減少し、三陸産の価格は0.5割安。

主な水産物の市況(2023年4月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ45.2159113各地16,7405,6212,916109122
海外7,7764,7043,24010499
メバチ44.57682各地※冷凍2,7001,2279189998
アジ55.2122102長崎1,08056227087108
島根中小756713432110-
サバ25.810177鳥取1,296454324110131
イワシ31.4108114鳥取86432427089102
スルメイカ12.672125山口1,4041,05475611097
冷スルメイカ1.78571各地1,080-810--
サンマ1.316372各地解凍1,296-756--
カレイ20.377103北海道54039332410191
青森ほかマコ864729540104142
北海道アカ54041032410385
北海道アサバ324270216100-
ハマチ9.89290愛媛ほか野〆1,5661,5441,512100114
塩サケ25.5160113北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,026972100115
タラ類10.68697岩手ほか864-378--
宮城ぶわ1,620-1,404--
カツオ42.3114152愛媛3,240745432128119
キンメダイ11.8120116東京ほか4,5361,6421,08095101
ムキカキ4.87574三陸2,3761,6921,08095-
各地1,944-1,080--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/