アジ4割増。中型安、中小型高

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年3月第3週（3月17日〜3月23日）の概況より。
21日（火）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8％の増加。
1日平均取扱数量は総量1,110t（前週比103％、前年同期比104％）。

このうち鮮魚類は595t（前週比108％、前年同期比109％）、冷凍魚類は217t（前週比87％、前年同期比116％）、塩干加工品は297t（前週比109％、前年同期比91％）。

日ごとの動き

3月17日（金）　週末の取引、買い気はいまひとつ。メジが2割、イワシが1割上伸、カツオは続堅調、サバはしっかり、ブリは小甘い、アジは弱保合、スルメは保合。相場全体では堅調。

3月18日（土）　休市前の取引、全般に入荷水準は低かったが、雨予報から買い気は低調。サバ、メジが弱保合、カツオが小反落、ブリは小安い、イワシは横ばい、アジ、スルメは保合。相場全体では弱保合。

3月20日（月）　休市に挟まれた日の取引、買い気が上向き、荷動きはおおむね良好。アジ、サバが小幅下落、ブリは小幅続落、イワシが小安い、カツオは小反発、スルメ、メジは保合。相場全体では小幅下落。

3月22日（水）　休市明けの取引、入荷が減り、荷動きは順調。スルメが1割下落、メジは小安い、カツオは軟調、サバは弱保合、ブリは堅調、アジ、イワシは保合。相場全体では軟調。

3月23日（木）　全体の入荷は微減だが、天候の悪化予報などで買い気は弱かった。アジが1〜2割、イワシは1割上伸、カツオはしっかり、メジは強保合、サバは1〜2割、ブリは1割下落、スルメは小幅続落。相場全体では区々。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が京都主体に入荷。数量は前週に比べ40％増加し、価格は中型が1割強安、中小型が前年同期比で2倍に上昇。

サバ　富山と千葉主体に入荷。数量は前週に比べ7％増加し、価格はほぼ変わらず。

イワシ　鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ23％減少し、価格は0.5割高。

スルメイカ　長崎主体に入荷。数量は前週に比べ65％増加し、価格はほぼ変わらず。

カツオ　鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は1割強高。

ムキカキ　ほぼ変わらず、三陸産の価格は0.5割強高。

主な水産物の市況（2023年3月第3週）