きゅうり、トマト、ピーマン増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年2月第4週（2月24日〜3月2日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,621t（前週比115％、前年同期比129％）。

日ごとの動き

前週比ではみずな、ごぼう、はくさい等が減少したが、きゅうり、トマト、ピーマンが増加し、15％の増加となった。

前年同期比ではごぼう、ミニトマト、なましいたけ等が減少したが、じゃがいも、ねぎ、たまねぎが増加し、29％の増加となった。

市況は前週比が保合、前年同期比が区々となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県、千葉県等から入荷し、前週比3％の増加となった。全体量は十分で荷動きは鈍化し、神奈川県産の価格は弱含みとなった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、鹿児島県がやや増量して、前週比13％の増加となった。荷動きはまずまずで、千葉県産の価格は保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から順調に入荷し、前週比26％の増加となった。量販店の特売需要から荷動きはまずまずあり、愛知県産の価格は強含みとなった。

レタス　静岡県を中心に茨城県等から入荷し、気温上昇により全体量は潤沢で、前週比で23％の増加となった。量販店特売需要あり荷動きは良好で、静岡県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、茨城県産が春作シーズン終盤に向けて数量減少し、前週比4％の減少となった。気温上昇で鍋物需要が低くなり、茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷し、気温上昇により生育が順調となり、前週比13％の増加となった。荷動きはあるも数量の多さから荷余り気味となっており、群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比16％の増加となった。前段の低温・干ばつによる品質低下がありながらも、順調入荷となっている。千葉県産の価格は保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に群馬県等から入荷し、気温上昇により出荷数量が増加となり、前週比38％の大幅な増加となった。量販店特売需要あり荷動きは良好で、宮崎県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、気温の上昇と日照時間が長くなったことにより数量増加傾向で、前週比26％の増加となった。高知県産の価格は弱含みとなった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比33％の大幅な増加となった。前段の低温により小玉傾向かつ着色が鈍い状況となっている。春商材として需要が出てきており、熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷し、茨城県産の春物も漸増してきており、前週比30％の大幅な増加となった。荷動きはまずまず良好で、宮崎県産の価格は保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に鹿児島県等から安定的に入荷し、前週比24％の増加となった。荷動きは鈍く、北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に静岡県等から入荷し、前週比8％の増加となった。北海道産は荷動きが鈍く、静岡県産は引き合いが落ち着いている。北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年2月第4週）