カツオ宮崎主体に入荷2倍増

2023年2月第4週(2月24日〜3月2日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年2月第4週(2月24日〜3月2日)の概況より。
1日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ19%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,182t(前週比128%、前年同期比96%)。

このうち鮮魚類は601t(前週比119%、前年同期比102%)、冷凍魚類は276t(前週比166%、前年同期比95%)、塩干加工品は306t(前週比119%、前年同期比87%)。

日ごとの動き

2月24日(金) 休市明けの取引、天候の悪化予報もあって買い気はいまひとつ。アジが1〜2割反落、スルメは1〜2割下落、ブリは堅調、カツオは強保合、サバは小動き、メジは区々、イワシは保合。相場全体では小動き

2月25日(土) 休市前の取引、買い気は伸び悩んだ。スルメが2割、アジが1〜2割続落、ブリは軟調、カツオは強保合、メジはしっかり、サバは小動き、イワシは保合。相場全体では軟調

2月27日(月) 週明けの取引、入荷増と月末も迫って買い気は低調。アジが2割続落、メジは1〜2割下落、スルメは小幅続落、イワシは小安い、カツオは軟調、サバは弱保合、ブリは区々。相場全体では小安い

2月28日(火) 休市前の取引、入荷は減ったが月末市で買い気は弱かった。サバが2割上伸、スルメは小反発、アジは強保合、メジは2〜3割続落、イワシは弱保合、カツオは区々、ブリは保合。相場全体では区々

3月2日(木) 休市明けの取引、月替わりで買い気はまずまず。カツオが2〜4割、アジは1〜2割下落、メジは1〜3割続落、サバ、ブリは軟調、イワシは強保合、スルメは保合。相場全体では下落

品目別の動き

アジ 中型が佐賀と長崎、中小型が長崎主体に入荷。数量は前週に比べ43%増加し、価格は中型が1.5割強安、中小型が1.5割弱高。

サバ 富山主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は変わらず。

イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ10%増加し、価格は1.5割弱安。

スルメイカ 山口主体に入荷。数量は前週に比べ50%増加し、価格は1.5割弱安。

カツオ 宮崎主体に入荷。数量は前週に比べ約3.1倍に増加し、価格は4.5割弱安。

ムキカキ わずかに減少し、三陸産の価格はわずかに上昇

主な水産物の市況(2023年2月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ46.819884各地15,6605,1632,48492152
海外7,3443,9812,16061307
メバチ51.9130134各地※冷凍3,2401,2409409998
アジ40.614386佐賀ほか2,16069143283133
長崎中小756675648114-
サバ30.110376富山1,944454270100140
イワシ42.3110146鳥取75634627087103
スルメイカ10.8150132山口1,4041,14586487112
冷スルメイカ1.69467各地1,080-810--
サンマ1.49388各地解凍1,620-756--
カレイ12.882132北海道64854043298167
青森ほかマコ9725403249163
北海道アカ75657243210066
北海道アサバ3242882168293
ハマチ14.69279愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ22.9109147北海道トキ3,7803,5643,240100-
北海道アキ1,1881,134972100127
タラ類20.585134岩手ほか1,080-216--
宮城ぶわ1,620-324--
カツオ12.831298宮崎3,7806703785780
キンメダイ12.7146202東京ほか4,8602,1171,08098121
ムキカキ11.49788三陸4,8602,7541,080102184
各地2,160-1,080--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/