ムキカキ2割減。三陸産1割高

2023年2月第3週(2月17日〜2月23日)

カキ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年2月第3週(2月17日〜2月23日)の概況より。
22日(水)が開市で23日(木)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ15%の減少。
1日平均取扱数量は総量927t(前週比82%、前年同期比96%)。

このうち鮮魚類は503t(前週比85%、前年同期比111%)、冷凍魚類は166t(前週比72%、前年同期比85%)、塩干加工品は258t(前週比84%、前年同期比81%)。

日ごとの動き

2月17日(金) 週末の取引、買い気は振るわず。イワシが1〜2割反発、ブリは堅調、アジは1割下落、サバは軟調、スルメは小甘い、メジは弱保合、カツオは保合。相場全体では小動き

2月18日(土) 休市前の取引、高値嫌気などから買い気は低調。イワシが2割反落、サバが続軟調、カツオは小幅下落、ブリは小動き、メジは小安い、アジは1〜2割反発、スルメは小反発。相場全体では小幅下落

2月20日(月) 週明けの取引、入荷増で買い気は伸び悩んだ。アジが1〜2割、スルメは1割反落、サバは続軟調、メジは小甘い、イワシは1〜2割反発、ブリは区々、カツオは小動き。相場全体では軟調

2月21日(火) 開市日の間の取引、入荷は減ったが買い気は振るわず。サバが2〜3割上伸、ブリは小高い、アジ、メジは堅調、スルメは小甘い、イワシは弱保合、カツオは小動き。相場全体では堅調

2月22日(水) 水曜開市日の取引、入荷が減り荷動きはやや好転。アジが1割上伸、イワシは堅調、ブリはしっかり、カツオは強保合、メジは小安い、サバは小動き、スルメは保合。相場全体では強保合

品目別の動き

アジ 中型が佐賀、中小型が島根主体に入荷。数量は前週に比べ11%減少し、価格は中型が1.5割強高、中小型が前年同期比で2割弱安。

サバ 富山と静岡主体に入荷。数量は前週に比べ16%減少し、価格は1割強高。

イワシ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ13%減少し、価格は2.5割弱高。

スルメイカ 山口主体に入荷。数量は前週に比べ71%増加し、価格はほぼ変わらず。

カツオ 鹿児島と宮崎主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は2.5割安。

ムキカキ 20%減少し、三陸産の価格は1割強高。

主な水産物の市況(2023年2月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ23.67567各地12,9605,6222,700114174
海外10,0446,4944,644135-
メバチ39.895124各地※冷凍2,7001,256972100100
アジ28.389118佐賀1,18883243211687
島根中小648594540-81
サバ29.28479富山ほか1,62045432411293
イワシ38.387171石川1,08040027012374
スルメイカ7.217189山口1,6201,322972101157
冷スルメイカ1.710071各地1,080-810--
サンマ1.59483-解凍1,620-756--
カレイ15.778141北海道648551432111138
宮城ほかマコ864594378-92
北海道アカ7565724869684
北海道アサバ54035127011675
ハマチ15.87881愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ21.182132北海道トキ3,7803,5643,240100-
北海道アキ1,1881,1341,080100127
タラ類24.27195岩手ほか1,404-216--
宮城ぶわ1,620-864--
カツオ4.198117鹿児島ほか3,2401,1775407576
キンメダイ8.779145東京ほか5,1842,1601,296100120
ムキカキ11.78075三陸4,3202,7041,188112167
各地2,268-1,404--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/