カツオ和歌山主体に入荷2倍増

2023年2月第2週(2月10日〜2月16日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年2月第2週(2月10日〜2月16日)の概況より。
11日(土)と15日(水)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ27%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,129t(前週比128%、前年同期比93%)。

このうち鮮魚類は591t(前週比127%、前年同期比95%)、冷凍魚類は231t(前週比140%、前年同期比101%)、塩干加工品は306t(前週比123%、前年同期比85%)。

日ごとの動き

2月10日(金) 連休前の取引、雪予報などの懸念材料はあったが、買い気は比較的良好。アジが3〜4割上伸、スルメ、カツオは堅調、ブリは小幅上伸、サバ、イワシは小幅下落、メジは保合。相場全体では小高い

2月13日(月) 連休明けの取引、雨市で買い気は低調。イワシ、メジは堅調、サバはしっかり、カツオは小安い、スルメ、ブリは軟調、アジは弱保合。相場全体では小動き

2月14日(火) 休市前の取引、買い気はやや上向き。メジが1割上伸、スルメは小高い、イワシは続堅調、カツオは軟調、アジは弱保合、ブリは区々、サバは保合。相場全体では強保合

2月16日(木) 休市明けの取引、入荷は増えたが買い気はまずまず。ブリが小高い、アジは堅調、カツオはしっかり、サバは強保合、イワシは小安い、メジは小動き、スルメは保合。相場全体ではしっかり

品目別の動き

アジ 中型が長崎主体に入荷、中小型は入荷なし。数量は前週に比べ17%増加し、価格は中型が1割弱高。

サバ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ41%増加し、価格は1割強安。

イワシ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ55%増加し、価格は1割弱安。

スルメイカ 山口主体に入荷。数量は前週に比べ22%減少し、価格はほぼ変わらず。

カツオ 和歌山主体に入荷。数量は前週に比べ2.1倍に増加し、価格は2割強安。

ムキカキ 31%増加し、三陸産の価格は2割弱高。

主な水産物の市況(2023年2月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ31.311384各地10,8004,9392,700107138
海外6,4804,7932,700111151
メバチ4210789各地※冷凍3,0241,25797299100
アジ31.911755長崎864716540109143
-中小-----
サバ34.714181千葉1,62040528188111
イワシ44.2155138石川1,2963242169196
スルメイカ4.27845山口1,5771,3121,08099131
冷スルメイカ1.710059各地1,080-810--
サンマ1.6107100北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ20.119996北海道64849737892108
宮城ほかマコ864-432--
北海道アカ756594324-105
北海道アサバ4323032169773
ハマチ20.2132107愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ25.6145152北海道トキ3,7803,5643,240100-
北海道アキ1,1881,1341,080100127
タラ類34.2135106岩手ほか1,296-216--
宮城ぶわ1,620-864--
カツオ4.221078和歌山3,2401,56648678207
キンメダイ1198129東京ほか6,4802,1601,080100131
ムキカキ14.713184三陸4,3202,4051,188119133
各地2,160-1,404--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/