みかん 青島、寿太郎引き強い

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年2月第2週（2月10日〜2月16日）の概況より。
開市日数は、今週4日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,809t（前週比106％、前年同期比121％）。

日ごとの動き

前週比ではポンカン、いよかん、みかん等が減少したが、不知火、はっさく、アールスメロン等が増加したため、6％の増加となった。

前年同期比ではいよかん、りんご、はっさく等が増加したため、21％の増加となった。

市況は前週比、前年同期比ともに保合となった。

品目別の動き

みかん　静岡県産を中心に長崎県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。静岡県産の「青島みかん」「寿太郎みかん」の引き合いは強く荷動きもよいことから、静岡県産の価格は強含みとなった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比24％の減少となった。愛媛県産の価格は強保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、終盤に入り貯蔵物である弥生紅の販売準備に入ったため、前週比15％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷し、前週比29％の増加となった。和歌山県産の価格は保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県等から入荷し、前週比41％の大幅な増加となった。熊本県産は無加温物と露地物が、愛媛県産は露地物の販売になっている。引き合いは大玉より小玉の方が強く、熊本県産の価格は弱含みとなった。

せとか　愛媛県を中心に愛知県等から入荷し、前週比17％の増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比7％の増加となった。宮崎県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に「サンふじ」等が入荷し、前週比10％の増加となった。引き合いは弱く荷動きは鈍く、青森県産「ふじ」の価格は保合、「王林」は強保合となった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」を中心に福岡県産「あまおう」等が入荷し、前週比19％の増加となった。価格は栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」、静岡県産「紅ほっぺ」は保合、佐賀県産「いちごさん」は弱含みとなった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比20％の増加となった。静岡県産の価格は保合となった。

キウイ　和歌山県、福岡県等から入荷し、前週比3％の増加となった。和歌山県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2023年2月第2週）