千葉だいこんトンネルにシフト

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年2月第1週（2月3日〜2月9日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,375t（前週比104％、前年同期比99％）。

日ごとの動き

前週比ではブロッコリー、だいこん、こまつな等が減少したが、きゅうり、たまねぎ、セルリー等が増加したため、4％の増加となった。

前年同期比ではたまねぎ、じゃがいも、こまつな等が増加したが、なす、キャベツ、なましいたけ等が減少したため、1％の減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに区々となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県、千葉県等から入荷したが、千葉県産が露地産からtネル物への切り替え期で若干減少し、前年同期比1％の微減となった。神奈川県産の価格は前年同期比で保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比5％の増加となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比1％の微増となった。低温の影響で小玉傾向となっている。荷動きはまずまず良好で、愛知県産の価格は保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。荷動きは鈍いものの、全体量の不足感から相場は上昇し、静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比7％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷し、前週比6％の増加となった。荷動きは良好で、群馬県産の価格は強含みとなった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、埼玉県産が低温・干ばつで正品率が下がっており、前週比6％の減少となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から順調に入荷し、前週比24％の増加となった。宮崎県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比1％の微増となった。荷動きは鈍く、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比4％の増加となった。荷動きは鈍く、熊本県産の価格は弱含みとなった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷し、前週比2％の増加となった。荷動きはまずまず良好で、宮崎県産の価格は保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比13％の増加となった。全体量は少なめで不足感があり、北海道産の価格は強保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷し、前週比17％の増加となった。北海道産は荷動きが鈍いものの、静岡県産は新たまねぎの需要から荷動きは良好となっている。北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年2月第1週）