だいこん増、ほうれんそう減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年1月第5週（1月27日〜2月2日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,193t（前週比96％、前年同期比95％）。

日ごとの動き

前週比ではなす、だいこん、ピーマン等が増加したが、ブロッコリー、たまねぎ、ほうれんそう等が減少したため、4％の減少となった。

前年同期比ではブロッコリー、こまつな、レタス等が増加したが、さといも、にんじん、なす等が減少したため、5％の減少となった。

市況は前週比で強保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週は寒波の影響で収穫作業が滞っていたものの、今週は数量が回復して、前週比14％の増加となった。千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。数量不足感から相場は上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。引き合いはまずまずあり、群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。量販店需要あり荷動きは良好で、千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から入荷し、前週比8％の増加となった。恵方巻需要による引き合いの強さから相場は上昇し、宮崎県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比16％の増加となった。高知県産の価格は強保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷し、低温のため数量はほぼ横ばいとなり、前週比2％の増加となった。熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷し、前週比10％の増加となった。荷動きはまずまず良好で、宮崎県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に長崎県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。北海道産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に静岡県等から入荷したが、前週比14％の減少となった。静岡県産は新たまねぎの需要があり荷動きは良好な一方、北海道産の荷動きは鈍く、北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年1月第5週）