木曜は寒波の影響で買い気弱め

2023年1月第4週(1月20日〜1月26日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年1月第4週(1月20日〜1月26日)の概況より。
25日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量969t(前週比99%、前年同期比84%)。

このうち鮮魚類は519t(前週比102%、前年同期比88%)、冷凍魚類は187t(前週比93%、前年同期比82%)、塩干加工品は263t(前週比99%、前年同期比79%)。

日ごとの動き

1月20日(金) 週末の取引、比較的入荷が少なく買い気は順調。スルメが堅調、カツオはしっかり、サバ、メジは強保合、ブリは軟調、アジ、イワシは保合。相場全体ではしっかり

1月21日(土) 休市前の取引、買い一服で買い気は弱め。ブリ、メジが堅調、スルメはしっかり、アジは強保合、カツオは2割下落、イワシは小動き、サバは保合。相場全体では強保合

1月23日(月) 週明けの取引、入荷増で荷動きはさえなかった。イワシが3〜4割上伸、カツオは堅調、スルメはしっかり、アジ、メジは強保合、ブリは小動き、サバは保合。相場全体では堅調

1月24日(火) 休市前の取引、入荷は減少したが、冷え込みが厳しく鮮魚類の引き合いは弱め。サバが堅調、スルメは強保合、アジは2割下落、イワシは1割反落、カツオは小安い、メジは小甘い、ブリは弱保合。相場全体では軟調

1月26日(木) 休市明けの取引、寒波の影響で鮮魚の買い気は弱め。メジが堅調、カツオはしっかり、アジ、スルメは強保合、サバは軟調、ブリは小甘い、イワシは小動き。相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型、中小型ともに長崎主体に入荷。数量は前週に比べ12%増加し、価格は中型がわずかに上昇、中小型が5.5割強高。

サバ 青森と静岡主体に入荷。数量は前週に比べ34%増加し、価格は1.5割安。

イワシ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ7%増加し、価格は1割弱高。

スルメイカ 山形主体に入荷。数量は前週に比べ13%減少し、価格は0.5割高。

カツオ 和歌山主体に入荷。数量は前週に比べ23%増加し、価格は1割弱安。

ムキカキ 7%減少し、三陸産の価格は4割強高。

主な水産物の市況(2023年1月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ23.48068各地17,8205,2122,700114137
海外-3,240--125
メバチ33.99683各地※冷凍4,1041,28397299104
アジ34.311290長崎972734432103126
長崎中小-756-156156
サバ33.613476青森ほか1,4044323248598
イワシ28.2107106岩手1,620378270109109
スルメイカ6.78780山形1,4041,244864105123
冷スルメイカ2.113175各地1,080-810--
サンマ1.76594北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ12.78888北海道756555324117117
宮城ほかマコ756630432119167
北海道アカ86459454010276
北海道アサバ5403162169867
ハマチ22.99487愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ18.979119北海道トキ3,7803,5643,240100-
北海道アキ1,1881,1341,080100127
タラ類35.610588岩手ほか1,404-216--
宮城ぶわ1,620-864--
カツオ1.612320和歌山3,2401,76064891240
キンメダイ6.29568東京ほか5,9402,1601,40498111
ムキカキ12.69363三陸5,1842,7631,080141154
各地2,592-1,296--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/