キウイ、きんかん、いよかん増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年1月第4週（1月20日〜1月26日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,740t（前週比100％、前年同期比99％）。

日ごとの動き

前週比ではアールスメロン、ポンカン、はっさくが減少したが、キウイ、きんかん、いよかん等が増加したため、増減なしとなった。

前年同期比ではいちご、りんご、キウイ等が増加したが、きんかん、ポンカン、みかん等が減少したため、1％の微減となった。

市況は、前週比で保合、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

みかん　静岡県産「青島みかん」を中心に長崎県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。静岡県産の価格は保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比23％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷し、前週14％の増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。和歌山県産の価格は強含みとなった。

不知火　熊本県を中心に佐賀県等から入荷し、前週比6％の増加となった。熊本県産の価格は弱含みとなった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比17％の増加となった。宮崎県産の価格は弱保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から「サンふじ」を中心に入荷し、前週比7％の増加となった。中国が春節に入り国内向けの販売が増えたことも要因となり、引き合いは弱く荷動きは鈍く、青森県産「ふじ」の価格は弱含み、「王林」は強保合となった。

いちご　週末からの寒波の影響を受けるも栃木県産「とちおとめ」を中心に福岡県産「あまおう」等が入荷し、前週比5％の増加となった。引き合いは弱く荷動きは鈍く、価格は栃木県産「とちおとめ」・佐賀県産「いちごさん」は保合、福岡県産「あまおう」は弱保合、静岡県産「紅ほっぺ」は強含みとなった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、原油の高騰により1月の出荷分から少なくなっているため、前週比26％の減少となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比22％の増加となった。福岡県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2023年1月第4週）