木曜買い気上向き。ブリ堅調

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年1月第3週（1月13日〜1月19日）の概況より。
18日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6％の増加。
1日平均取扱数量は総量978t（前週比103％、前年同期比93％）。

このうち鮮魚類は510t（前年同期比96％）、冷凍魚類は202t（前週比108％、前年同期比101％）、塩干加工品は265t（前週比96％、前年同期比85％）。

日ごとの動き

1月13日（金）　週末の取引、順調な入荷で買い気は振るわず。メジが2〜3割反発、スルメは小反発、ブリは堅調、サバはしっかり、アジは強保合、イワシは軟調、カツオは小甘い。相場全体では小反発。

1月14日（土）　休市前の取引、入荷は全般に多くなかったが、高値嫌気から相場は伸び悩んだ。サバ、ブリが弱保合、スルメは小安い、アジは小高い、メジは小反落、イワシ、カツオは保合。相場全体では小反落。

1月16日（月）　週明けの取引、入荷増と雨市で買い気は弱かった。ブリが堅調、カツオはしっかり、イワシは強保合、アジは小反落、サバは区々、メジは小動き、スルメは保合。相場全体では強保合。

1月17日（火）　休市前の取引、相場はほぼ全面高の展開。アジが2〜3割反発、サバ、スルメは小幅上伸、スルメは1〜2割上伸、メジは小高い、ブリ、カツオは堅調。相場全体では堅調。

1月19日（木）　休市明けの取引、買い気はやや上向き。アジ、スルメが1〜2割反落、サバは軟調、ブリは小甘い、メジは堅調、イワシは強保合、カツオは小動き。相場全体では軟調。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が鳥取主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は中型がほぼ変わらず、中小型が4割安。

サバ　静岡主体に入荷。数量は前週に比べ7％増加し、価格は0.5割弱安。

イワシ　岩手主体に入荷。数量は前週に比べ6％増加し、価格は2割弱安。

スルメイカ　青森主体に入荷。数量は前週に比べ22％減少し、価格は1割強高。

カツオ　和歌山主体に入荷。数量は前週に比べ8％増加し、価格は0.5割強高。

ムキカキ　11％増加し、三陸産の価格は4割安。

主な水産物の市況（2023年1月第3週）