きんかん、ぽんかんが大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年1月第2週（1月6日〜1月12日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週1日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,546t（前週比84％、前年同期比103％）。

日ごとの動き

前週比ではきんかん、ポンカン、キウイ等が増加したが、いちご、りんご、アールスメロン等が減少したため、16％の減少となった。

前年同期比では不知火、きんかん、いよかん、ポンカン等が減少したが、キウイ、りんご、いちご等が増加したため、3％の増加となった。

市況は、前週比で弱含み、前年同期比で保合となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に愛媛県等から入荷し、前週比20％の増加となった。静岡県産「青島みかん」は6日から、熊本県・愛媛県産の「袋掛けみかん」は連休明けから販売がはじまりた。静岡県産の価格は保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に入荷し、前週比178％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は強含みとなった。

いよかん　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷し、前週32％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県等から入荷し、前年同期比12％の増加となった。和歌山県産の価格は弱保合となった。

不知火　熊本県、佐賀県等から入荷したが、前年同期比44％の大幅な減少となった。熊本県産の価格は強含みとなった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷したが、中国が春節（旧正月）を迎えることから出荷が減少し、前週比23％の減少となった。青森県産「ふじ」の価格は弱保合、「王林」は保合となった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」を中心に福岡県産「あまおう」等が入荷したが、前週比69％の大幅な減少となった。年末年始の需要が過ぎ、いちご全体の荷動きは一時的に鈍く、佐賀県産「いちごさん」の価格は強保合、静岡県産「紅ほっぺ」の価格は弱保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比21％の減少となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷し、前年同期比29％の増加となった。福岡県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2023年1月第2週）