初市は しけや休漁で入荷低調

2023年1月第1週(12月30日〜1月5日)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年1月第1週(12月30日〜1月5日)の概況より。
今週は止市の30日(金)と初市の5日(木)で2日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ15%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,229t(前週比103%、前年同期比97%)。

このうち鮮魚類は577t(前週比115%、前年同期比107%)、冷凍魚類は277t(前週比88%、前年同期比94%)、塩干加工品は375t(前週比99%、前年同期比86%)。

日ごとの動き

12月30日(金) 止市の日の取引、鮮魚類の引き合いは弱め。アジが2割続落、イワシは2割、サバは1割下落、ブリは軟調、スルメは弱保合、メジは堅調。相場全体では小安い

1月5日(木) 初市の日の取引、各地しけや休漁の影響で入荷は低調、相場はほぼ全面高の展開。アジが5〜6割、スルメは2割上伸、ブリは小幅上伸、カツオ、メジは堅調、イワシは小高い、サバは小安い。相場全体では堅調

品目別の動き

アジ 中型が富山と大分、中小型が三重主体に入荷。数量は前週に比べ30%減少し、価格は中型がほぼ変わらず、中小型が2.5倍に上昇

サバ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ34%減少し、価格は1割強安。

イワシ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加し、価格は1.5割強安。

スルメイカ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ21%増加し、価格は1割安。

カツオ 三重主体に入荷。数量は前週に比べ37%減少し、価格はほぼ変わらず。

ムキカキ 16%減少し、三陸産の価格は1割強高。

主な水産物の市況(2023年1月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ87.9148138各地183,6007,7283,240119144
海外-----
メバチ32.16476各地※冷凍3,0241,30997298105
アジ11.77036富山ほか1,944972756101150
三重中小1,6201,5121,404250-
サバ8.96642岩手1,08056732489100
イワシ11.111459岩手1,62051343283119
スルメイカ5.2121153富山1,9441,3505409079
冷スルメイカ1.96137各地1,080-810--
サンマ2.722579------
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ5.59590北海道75654043290-
青森マコ7565945409392
北海道アカ864756540102-
北海道アサバ540-324--
ハマチ74.9202151愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ16.911062北海道トキ3,7803,5653,240100-
北海道アキ1,1881,1341,080100111
タラ類22.411793岩手ほか1,620-486--
宮城ぶわ1,620-864--
カツオ0.56319三重-2,160-100114
キンメダイ3.890103東京ほか4,3202,3761,72899116
ムキカキ9.18457三陸4,8603,5862,376112138
各地2,160-1,620--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/