木曜はブリ堅調、サンマ小動き

2022年11月第2週(11月11日〜11月17日)

ブリ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年11月第2週(11月11日〜11月17日)の概況より。
16日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ10%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,115t(前週比98%、前年同期比83%)。

このうち鮮魚類は555t(前週比90%、前年同期比81%)、冷凍魚類は250t(前週比111%、前年同期比95%)、塩干加工品は310t(前週比106%、前年同期比79%)。

日ごとの動き

11月11日(金) 週末の取引、買い気は低調。ブリが1〜3割上伸、サバ、スルメが強保合、メジは小安い、サンマは軟調、カツオは小甘い、アジ、イワシは保合。相場全体では小動き

11月12日(土) 休市前の取引、全般的に入荷水準が低く、荷動きはおおむね良好。アジが2割上伸、スルメが堅調、カツオが小反発、サバは小高い、イワシは3割下落、サンマは弱保合、ブリは小反落。相場全体では区々

11月14日(月) 週明けの取引、買い気はいまひとつ。イワシが2〜5割反発、アジは2割続伸、サバは小幅続伸、ブリは堅調、カツオはしっかり、サンマは強保合、スルメは1割下落。相場全体では堅調

11月15日(火) 休市前の取引、入荷は減ったが、雨市で買い気はよくなかった。ブリが上伸、アジは1割続伸、サンマは小高い、サバ、メジは堅調、カツオは強保合、イワシは反落、スルメは保合。相場全体では上伸

11月17日(木) 休市明けの取引、天候もよく買い気は上向き。カツオが1〜2割上伸、スルメは小高い、サバは続堅調、ブリは堅調、イワシは続落、アジ、メジは軟調、サンマは小動き。相場全体では区々

品目別の動き

アジ 中型が鳥取、中小型が新潟と三重主体に入荷。数量は前週に比べ24%減少し、価格は中型が1.5割強高、中小型がわずかに下落

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ14%減少し、価格は0.5割弱安。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ5%増加し、価格は2割弱高。

スルメイカ 青森主体に入荷。数量は前週に比べ48%減少し、価格は2.5割弱高。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ39%減少し、価格は1割弱安。

サンマ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ25%減少し、価格は1.5割高。

ムキカキ 15%増加し、三陸産の価格は2.5割弱安。

主な水産物の市況(2022年11月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ30.99470各地14,5806,5742,700116118
海外7,0204,8173,24093128
メバチ46.59190各地※冷凍3,2401,3631,134100113
アジ37.87699鳥取1,08061643211670
新潟ほか中小5404323249783
サバ21.98666宮城1,6204542709689
イワシ6.710563北海道1,404674270119130
スルメイカ55282青森1,6201,3911,18812497
冷スルメイカ2.510061各地1,080-810--
サンマ25.67566岩手4,320972432115118
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ12119108北海道648540378114114
宮城ほかマコ1,0805133786670
北海道アカ86467543210255
北海道アサバ5403422169747
ハマチ11.210367愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100117
塩サケ24.711893北海道トキ3,7803,5653,240100-
北海道アキ1,0801,026972100136
タラ類30.210995北海道ほか1,512-216--
宮城ぶわ1,512-1,296--
カツオ10.26186鹿児島4,8608424329181
キンメダイ7109137東京ほか5,1842,1171,512100111
ムキカキ12.211581三陸3,2401,9761,0807793
各地2,4841,8361,080--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/