アジ大幅減。ムキカキ大幅増

2022年10月第2週(10月7日〜10月13日)

カキ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年10月第2週(10月7日〜10月13日)の概況より。
10日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ16%の減少。
1日平均取扱数量は総量983t(前週比81%、前年同期比79%)。

このうち鮮魚類は500t(前年同期比77%)、冷凍魚類は211t(前週比74%、前年同期比80%)、塩干加工品は272t(前週比84%、前年同期比82%)。

日ごとの動き

10月7日(金) 週末の取引、入荷は減ったものの、悪天候続きで買い気は弱め。アジが2〜3割続伸、サンマは1〜3割上伸、カツオは堅調、ブリは小高い、スルメはしっかり、サバは強保合、イワシ、メジは保合。相場全体では堅調

10月8日(土) 休市前の取引、入荷水準が低く、連休前や天候の回復で買い気が上向き、おおむね良好な荷動き。アジが2〜3割続伸、スルメが堅調、サバは強保合、イワシ、カツオはしっかり、サンマ、メジは保合、ブリは小動き。相場全体ではしっかり

10月11日(火) 連休明けの取引、買い気は旺盛。サバが2〜3割上伸、アジが1〜2割続伸、カツオは堅調、イワシ、スルメは強保合、サンマは1割下落、ブリは弱保合。相場全体では堅調

10月12日(水) 水曜開市日の取引、入荷は減ったが荷動きはよくなかった。イワシが2割上伸、アジが1割続伸、メジが堅調、サンマは強保合、ブリは小安い、カツオは小甘い、サバは弱保合、スルメが保合。相場全体では強保合

10月13日(木) 開市日の間の取引、入荷は多くなかったが、雨市で買い気は弱かった。アジが1〜2割続伸、スルメは小高い、サバは堅調、カツオはしっかり、ブリは強保合、メジは小安い、イワシは軟調、サンマは小甘い。相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が千葉主体に入荷。数量は前週に比べ50%減少し、価格は中型が約3.3倍、中小型が6割強高。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ25%減少し、価格は1.5割強高。

イワシ 愛知主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格は8割高。

スルメイカ 北海道と和歌山主体に入荷。数量は前週に比べ58%減少し、価格は5割強高。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ41%減少し、価格は6割強高。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少し、価格は2割弱高。

ムキカキ 約3.5倍に増加し、三陸産の価格は1.5割強安。

主な水産物の市況(2022年10月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ38.210876各地12,9605,4592,16092154
海外6,8044,6052,916105131
メバチ39.910173各地※冷凍3,0241,3631,134101116
アジ26.95049長崎1,7281,343540328276
千葉中小864666432162140
サバ237592宮城91837827011792
イワシ8.310866愛知1,512583270180144
スルメイカ54218北海道ほか1,7281,5181,188151175
冷スルメイカ3.8123292各地1,080-810--
サンマ45.993175北海道6,48099464811968
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ865110北海道64854043211195
宮城ほかマコ1,080594486--
北海道アカ97277043211171
北海道アサバ5403783249461
ハマチ7.410377愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100116
塩サケ17.550106北海道トキ3,7803,5643,24092-
北海道アキ1,0801,026972100173
タラ類16.413890岩手ほか1,296-540--
宮城ぶわ1,512-864--
カツオ14.85939鹿児島2,7001,145540161204
キンメダイ3.95746東京ほか7,5602,1601,080100133
ムキカキ5.7356114三陸4,5362,6631,40483137
各地2,916-1,404--
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/