早生ふじ、シナノスイート入荷

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年10月第2週（10月7日〜10月13日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,848t（前週比106％、前年同期比102％）。

日ごとの動き

今週の1日の平均入荷量は、1,848tで。

前週比では、西洋なし、なし、ぶどう等が減少したが、みかん、りんご、かき等が増加したため、6％の増加となった。

前年同期比ではみかん、アールスメロン等が減少したが、西洋なし、なし、くり等が増加したため、2％の増加となった。

市況は、前週比では弱保合、前年同期比では保合となった。

品目別の動き

みかん　熊本県を中心に長崎県等から入荷し、前週比43％の大幅な増加となった。引き合いは弱く、熊本県産および長崎県産極早生の価格は弱保合となった。

りんご　青森県を中心に山形県等から「早生ふじ」、長野県等から「シナノスイート」が入荷し、前週比15％の増加となった。価格は青森県産「ふじ」および長野県産「シナノスイート」は弱保合となった。

なし　福島県、新潟県等から「新高なし」を中心に入荷したが、前週比31％の大幅な減少となった。価格は福島県産「新高」は弱含みとなった。

かき　和歌山県を中心に奈良県等から「刀根」が入荷するとともに、岐阜県産「富有」、愛知県産「次郎」も入荷がはじまり、前週比13％の増加となった。柿全体の荷動きはやや鈍く、引き合いも弱いことから、価格は和歌山県産「刀根」は弱保合となった。

ぶどう　長野県を中心に岡山県等から入荷したが、山形県産「デラウェア」が終盤を迎え、前週比18％の減少となった。価格は長野県産「シャインマスカット、巨峰」は強含み、岡山県産「ピオーネ」は保合となった。

くり　茨城県を中心に長野県等から入荷したが、前週比15％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に茨城県等から入荷し、前週比4％の増加となった。相場は下がっているものの荷動きはよく、静岡県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年10月第2週）