トマト関東順調。レタス茨城へ

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年10月第1週（9月30日〜10月6日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,732t（前週比102％、前年同期比99％）。

日ごとの動き

前週比ではピーマン、かぼちゃ、こまつな等が減少したが、にんじん、さといも、まつたけ等が増加し、2％の増加となった。

前年同期比ではかぶ、じゃがいも、かぼちゃ等が増加したが、ごぼう、まつたけ、ほうれんそう等が減少し、1％の微減となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　青森県、北海道等から入荷したが、北海道産がピークを過ぎて減少傾向で、前年同期比6％の減少となった。気温が下がって需要が出てくるも、全体量は十分で、青森県産の価格は前年同期比で保合となった。

にんじん　北海道を中心に順調に入荷し、前週比45％の大幅な増加となった。荷動きはまずまずで、北海道産の価格は強含みとなった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。全体量は潤沢にあり、荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県、長野県等から入荷し、後続の茨城県産が増量してきており、前年同期比2％の増加となった。茨城県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比3％の増加となった。全体量の多さから相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。群馬県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷したが、東北産が減少傾向で、前年同期比9％の減少となった。関東産は事前に拡販体制を取っていたことから荷動きは良好で、群馬県産の価格は前年同期比で強保合となった。

トマト　北海道を中心に千葉県等から入荷し、関東産が順調出荷で増量し、前週比6％の増加となった。全体量の少なさから荷動きは良好で、北海道産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷したが、岩手県産が終盤で減少し、前年同期比6％の減少となった。荷動きは鈍く、茨城県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷したが、前週比5％の減少となった。出芽や品質低下により買い控えが起きており、相場は安値のままで、北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比4％の減少となった。北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年10月第1週）