きゅうり、なす大幅減。天候で

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年9月第4週（9月23日〜9月29日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週4日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,632t（前週比87％、前年同期比92％）。

日ごとの動き

前週比ではほうれんそう、はくさい、だいこん等が増加したが、きゅうり、なす、とうもろこし等が減少し、13％の減少となった。

前年同期比ではじゃがいも、とうもろこし、かぼちゃ等が増加したが、まつたけ、さといも、なす等が減少し、8％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比3％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷したが、前週比1％の微減となった。高値反動で荷動きは鈍く、相場は下落傾向で、北海道産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に長野県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に入荷したが、前段の雨の影響で病害が見られており、前週比14％の減少となった。末端の売価が上がったため荷動きは鈍化し、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比3％の増加となった。気温が下がり需要が出てきており荷動きは良好で、長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比6％の増加となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　青森県、北海道等から入荷したが、東北・北海道産が作柄不良や稲刈り作業があり数量少なく、前週比24％の減少となった。青森県産の価格は強保合となった。

きゅうり　福島県を中心に埼玉県等から入荷したが、東北産が減少傾向、関東産が天候よくなく数量減少して、前週比43％の大幅な減少となった。福島県産の価格は強保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷したが、気温低下のため数量減少し、前週比39％の大幅な減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

トマト　北海道を中心に千葉県等から入荷したが、ピークを過ぎて数量減少し、前週比27％の減少となった。全体量は少なく荷動きは良好で、北海道産の価格は強含みとなった。

ピーマン　岩手県を中心に茨城県等から入荷したが、岩手県産が終盤で数量減少し、前週比18％の減少となった。荷動きは鈍く、岩手県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比増減なしとなった。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比14％の減少となった。北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年9月第4週）