みかん宮崎中心に4割の大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年9月第1週（9月2日〜9月8日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,360t（前週比98％、前年同期比102％）。

日ごとの動き

前週比では、みかん、りんご、ぶどう等が増加したが、もも、いちじく、アールスメロン等が減少したため、2％の減少となった。

前年同期比ではかき、みかん、いちじく等が減少したが、もも、りんご、ぶどう等が増加したため、2％の増加となった。

市況は、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　宮崎県を中心に佐賀県等から入荷し、前週比39％の大幅な増加となった。宮崎県産極早生は台風11号の影響もなく、販売が始まりた。価格は佐賀県産ハウスは強保合となった。

りんご　青森県を中心に長野県等から入荷し、長野県産「サンつがる」が出荷ピークとなり、前年同期比22％の増加となった。青森県県産「つがる」の価格は弱含みとなった。

なし　栃木県、茨城県等から入荷し、「幸水」の販売が終了し「豊水」中心に変わり、前年同期比2％の増加となった。栃木県産「豊水」の価格は弱保合となった。

かき　和歌山県を中心に奈良県等から入荷したが、前年同期比61％の大幅な減少となった。「刀根」の価格は和歌山県産は保合、奈良県産は強保合となった。

ぶどう　山梨県を中心に山形県等からシャインマスカットを中心に入荷し、前週比11％の増加となった。全体的に引き合いは弱く、荷動きも鈍く、価格は山梨県産「シャインマスカット」は弱含み、岡山県産「アレキサンドリア」は強含みとなった。

くり　茨城県を中心に熊本県等から入荷したが、前年同期比32％の大幅な減少となった。茨城県産の価格は強保合となった。

アールスメロン　静岡県、青森県等から入荷したが、前週比24％の減少となった。前週に続き入荷量が少ないことから、静岡県産の価格は強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年9月第1週）