サンマ北海道と岩手主体に入荷

2022年8月第5週(8月26日〜9月1日)

サンマ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年8月第5週(8月26日〜9月1日)の概況より。
31日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,069t(前週比116%、前年同期比101%)。

このうち鮮魚類は515t(前年同期比94%)、冷凍魚類は259t(前週比150%、前年同期比111%)、塩干加工品は295t(前週比112%、前年同期比105%)。

日ごとの動き

8月26日(金) 週末の取引、入荷は減少したものの、買い一服で荷動きは鈍化。サンマが3〜5割反発、カツオは堅調、スルメは1割続落、アジは小幅続落、ブリは1割下落、メジは弱保合、イワシは保合、サバは小動き。相場全体では区々

8月27日(土) 休市前の取引、買い一服もあり売れ行きは鈍かった。アジが2〜3割続落、カツオが弱保合、メジは小安い、サンマは3割反落、スルメはしっかり、イワシは小動き、サバ、ブリは保合。相場全体では弱保合

8月29日(月) 週明けの取引、買い気はやや上向き。アジが堅調、サバ、メジは強保合、カツオ、ブリは軟調、イワシは小甘い、スルメは小動き、サンマは区々。相場全体では小動き

8月30日(火) 休市前の取引、買い気はいまひとつ。イワシが倍値に急伸、アジ、メジが1〜2割上伸、カツオは堅調、サンマは2〜3割、サバは2割下落、ブリは小甘い、スルメは小動き。相場全体では小高い

9月1日(木) 休市明けの取引、月替わりだが買い気は振るわず。イワシが3〜4割、メジが1割反落、カツオは1〜2割下落、サンマは軟調、スルメは1割上伸、ブリは堅調、アジはしっかり、サバは小動き。相場全体では小反落

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根と長崎主体に入荷。数量は前週に比べ25%増加し、価格は中型、中小型ともに3割弱安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ18%減少し、価格は0.5割弱安。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ19%減少し、価格は3.5割強高。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ13%増加し、価格は2割弱安。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ16%増加し、価格は2.5割強安。

サンマ 北海道と岩手主体に入荷。数量は前週に比べ約2.5倍に増加し、価格は前年に比べ0.5割強高。

主な水産物の市況(2022年8月第5週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ37.7116134各地14,0404,2712,1606193
海外6,4805,0103,24093125
メバチ33.899108各地※冷凍3,0241,3331,134100116
アジ52.8125105長崎8645623247291
島根ほか中小64848621671100
サバ24.28289宮城86433521696108
イワシ11.881111北海道1,62036716213679
スルメイカ22.8113169石川1,0808646488286
冷スルメイカ1.610776各地1,080-810--
サンマ11.325152北海道ほか6,4801,5984326106
各地解凍1,620-756--
カレイ5.312039北海道7566165409595
宮城ほかマコ1,4048913787983
北海道アカ86482875610464
北海道アサバ-432-10973
ハマチ6.19166愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100116
塩サケ23.5123210北海道トキ4,5364,3203,780100-
北海道アキ-----
タラ類5.311890岩手ほか1,080-648--
宮城ぶわ1,620-540--
カツオ25.811641宮城2,70077832474232
キンメダイ9.1132120東京ほか8,6401,7281,08075104
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/