すいか大幅減。荷動きも鈍く

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年8月第4週（8月19日〜8月25日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週4日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,357t（前週比86％、前年同期比95％）。

日ごとの動き

前週比では、りんご、みかん、なし等が増加したが、すいか、すもも、もも等が減少したため、14％の減少となった。

前年同期比ではいちじく、もも、ネクタリン等が増加したが、なし、りんご、アールスメロン等が減少したため、5％の減少となった。

市況は、前週比で弱保合、前年同期比で保合となった。

品目別の動き

みかん　佐賀県を中心に大分県等から入荷し、前週比33％の大幅な増加となった。グリーンハウスみかん中心の販売になってきているものの、ハウスミカンの方が荷動き引き合いともによく、佐賀県産の価格は弱保合となった。

りんご　長野県産「シナノリップ」が終盤に入り、サンつがるを中心に入荷し、前週比72％の大幅な増加となった。長野県産「つがる」の価格は保合となった。

なし　栃木県を中心に千葉県等から入荷し、前週比2％の増加となった。「豊水、秋月」が入荷し始めましたが、栃木県産「幸水」が出荷ピークに入ったことから、幸水中心の販売になっている。栃木県産「幸水」の価格は弱保合となった。

もも　福島県、山形県等から入荷したが、前週比19％の減少となった。福島県産の価格は保合となった。

ネクタリン　長野県を中心に福島県等から入荷したが、前週比17％の減少となった。長野県産の価格は保合となった。

すもも　山梨県、山形県等から入荷したが、前週比27％の減少となった。引き合いが弱い状態が続いており、山梨県産の価格は保合となった。

ぶどう　山梨県を中心に山形県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。ぶどう全体の荷動きは鈍く、価格は山形県産「デラウェア」は弱保合、山梨県産「シャインマスカット、ピオーネ」は弱保合、山梨県産「巨峰」は強保合、岡山県産「アレキサンドリア」は弱保合となった。

いちじく　愛知県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比13％の減少となった。愛知県産の価格は弱保合となった。

アールスメロン　静岡県、青森県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

すいか　山形県を中心に長野県等から入荷したが、前週比42％の大幅な減少となった。天候の乱れや夕方からの気温低下等の影響から、荷動きはやや鈍く引き合いも弱くなってきていることから、山形県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2022年8月第4週）