入荷大幅増。たまねぎも潤沢

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年8月第3週（8月12日〜8月18日）の概況より。
開市日数は、今週4日、前週5日、前年3日。
1日平均入荷量は総量6,457t（前週比136％、前年同期比92％）。

日ごとの動き

前週比ではいんげん、さつまいも、ねぎ等が減少したが、きゅうり、たまねぎ、なす等が増加し、36％の大幅な増加となった。

前年同期比ではオクラ、レイシ（にがうり）、きゅうり等が増加したが、とうもろこし、はくさい、ミニトマト等が減少したため、8％の減少となった。

市況は前週比で強保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比44％の大幅な増加となった。高値水準のため荷動きは鈍く、北海道産の価格は弱保合となった。

にんじん　北海道を中心に青森県等から入荷し、北海道内の出荷産地が増え、前週比27％の増加となった。全体量は十分で荷動きは鈍く、北海道産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比28％の増加となった。盆連休後は在庫が滞留したものの、週後半は荷動きが改善し、群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比36％の大幅な増加となった。長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比40％の大幅な増加となった。長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷し、前週比20％の増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に北海道等から入荷したが、東北産が大雨の影響で数量少なく、前週比で2％の減少となった。全体量の少なさから不足感が強く、茨城県産の価格は強保合となった。

きゅうり　福島県を中心に岩手県等から入荷し、東北産が出荷ピークを迎え、前週比80％の大幅な増加となった。福島県産の価格は保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、盆連休で入荷量多く、前週比58％の大幅な増加となった。群馬県産の価格は強含みとなった。

トマト　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比55％の大幅な増加となった。北海道産の価格は強含みとなった。

ピーマン　岩手県を中心に茨城県等から入荷し、前週比44％の大幅な増加となった。岩手県産の価格は保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に茨城県等から入荷し、前週比29％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に兵庫県等から入荷し、前週比59％の大幅な増加となった。北海道産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年8月第3週）