いちじく、ネクタリンなど増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年8月第2週（8月5日〜8月11日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年4日。
1日平均入荷量は総量1,654t（前週比95％、前年同期比84％）。

日ごとの動き

前週比では、いちじく、ネクタリン、なし等が増加したが、みかん、すいか、りんご等が減少したため、5％の減少となった。

前年同期比ではもも、すもも等が増加したが、みかん、アールスメロン、ぶどう等が減少したため、16％の減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに強含みとなった。

品目別の動き

みかん　佐賀県を中心に大分県等から入荷したが、前週比29％の減少となった。引き合いはあるものの荷動きは鈍く、佐賀県産の価格は弱含みとなった。

なし　栃木県、茨城県等から入荷し、旧盆に向け各地の出荷量が増え、特に茨城県産は出荷ピークに入り、前週比63％の大幅な増加となった。前年に比べ梨全体の量が少ないため、荷動きはよく、栃木県産（幸水）の価格は保合となった。

もも　福島県を中心に山梨県等から入荷したが、桃全体の入荷量が減少していることから、前週比10％の減少となった。前週から引き合いは弱く、福島県産の価格は保合となった。

ネクタリン　長野県を中心に山梨県等から入荷し、前週比64％の大幅な増加となった。長野県産の価格は保合となった。

すもも　山梨県を中心に青森県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。荷動きは前週に比べやや鈍く、山梨県産の価格は弱含みとなった。

ぶどう　山梨県を中心に山形県等から旧盆需要で順調に入荷し、前週比53％の大幅な増加となった。価格は山形県産「デラウェア」は弱含み、山梨県産「シャインマスカット」、岡山県産「アレキサンドリア」は強含み、山梨県産「巨峰」は強保合となった。

いちじく　愛知県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比181％の大幅な増加となった。愛知県産の価格は弱保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に愛知県等から入荷し、前週比28％の増加となった。前年に比べアールスメロンの入荷量が少なく、前週後半から荷動きはよく引き合いは強く、静岡県産の価格は強保合となった。

すいかは山形県を中心に長野県等から入荷したが、前週比21％の増加となった。引き合いは弱く、山形県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年8月第2週）