旧盆に向け巨峰入荷増加傾向

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年8月第1週（7月29日〜8月4日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,733t（前週比120％、前年同期比94％）。

日ごとの動き

前週比では、なし、ぶどう、すいか等が増加したため、20％の増加となった。

前年同期比ではもも、みかん、すもも等が増加したが、なし、いちじく、りんご等が減少したため、6％の減少となった。

市況は前週比では弱保合、前年同期比でで強保合となった。

品目別の動き

みかん　佐賀県を中心に熊本県等から入荷し、前週比12％の増加となった。佐賀県産の価格は保合となった。

もも　福島県、山梨県等から入荷し、前年同期比9％の増加となった。福島県産の価格は保合となった。

ネクタリン　長野県を中心に山梨県等から入荷したが、前年同期比7％の減少となった。長野県産の価格は強保合となった。

すもも　山梨県産「貴陽」を中心に入荷し、山形県産「ソルダム」は終盤に向かっていることから、前週比5％の増加となった。荷動きは前週に比べやや鈍く、山梨県産の価格は弱保合となった。

ぶどう　山梨県を中心に山形県等から入荷した。旧盆需要から巨峰の入荷は増加傾向で、シャインマスカットは山梨県、長野県、岡山県等から順調に入荷し、前週比69％の大幅な増加となった。価格は山形県産「巨峰」は保合、岡山県産「アレキサンドリア」は弱保合となった。

いちじく　愛知県を中心に福岡県等から入荷したが、前年同期比25％の減少となった。愛知県産の価格は強保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に茨城県等から入荷し、前週比11％の増加となった。旧盆が近いことから茨城県産の出荷が増えてきているものの、引き合いが弱い状態が続いているため、静岡県産の価格は弱保合となった。

すいかは山形県を中心に長野県等から入荷し、山形県産が出荷ピークに入っているこちから、前週比25％の増加となった。気温が高く引き合いはあるものの、高値が続いているため、荷動きは鈍く、山形県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2022年8月第1週）