たまねぎ前身出荷後残量少ない

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年7月第4週（7月22日〜7月28日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年6日。
1日平均入荷量は総量4,804t（前週比95％、前年同期比96％）。

日ごとの動き

前週比ではいんげん、えだまめ、きゅうり等が増加したが、ブロッコリー、たまねぎ、オクラが減少し、5％の減少となった。

前年同期比ではレタス、なす、えだまめ等が増加したが、たまねぎ、かぼちゃ、いんげん等が減少したため、4％の減少となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道、青森県等から入荷したが、天候不順で数量減少し、前週比8％の減少となった。北海道産の価格は保合となった。

にんじん　青森県、北海道等から入荷し、北海道内での出荷産地が増え、前週比9％の増加となった。今後の増量を見据えて相場は下落し、青森県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。全体量は潤沢で相場は下落し、群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比2％の増加となった。安値のため需要が出てきており、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、長野県産が干ばつの影響で出荷が少なく、前週比15％の減少となった。相場は安値のままで、長野県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷したが、高気温のため出荷減少し、前週比12％の減少となった。群馬県産の価格は弱含みとなった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前週比1％の微増となった。給食需要が無くなって荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　福島県を中心に岩手県等から入荷し、東北産が出荷ピークとなり、前週比12％の増加となった。今後も増量が見込まれることから相場は下落し、福島県産の価格は弱保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、良天候により数量回復傾向で、前週比8％の増加となった。群馬県産の価格は弱含みとなった。

トマト　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比2％の増加となった。荷動きはまずまずで、北海道産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷し、前週比6％の増加となった。全体量は少なく、量販店特売需要もあり荷動きは良好で、茨城県の価格は強保合になった。

じゃがいも　茨城県、静岡県等から入荷し、前週比3％の増加となった。全体量の減少により引き合いが出てきており、茨城県産の価格は強含みとなった。

たまねぎ　兵庫県を中心に佐賀県等から入荷したが、佐賀県産、兵庫県産がこれまでの前進出荷により産地残量少なく減少し、前週比30％の大幅な減少となった。兵庫県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年7月第4週）