キャベツ長野県産出荷ピーク

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年7月第2週（7月8日〜7月14日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,058t（前週比109％、前年同期比98％）。

日ごとの動き

前週比ではトマト、いんげん、じゃがいも等が減少したが、キャベツ、ブロッコリー、たまねぎが増加したため、9％の増加となった。

前年同期比ではオクラ、レタス、ミニトマト等が増加したが、いんげん、じゃがいも、ほうれんそう等が減少したため、2％の減少となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道、青森県等から入荷したが、曇雨天の影響で生育鈍く、前週比4％の減少となった。全体量の少なさから引き合いが強まり、北海道産の価格は強保合となった。

にんじん　青森県を中心に北海道等から入荷し、前週比5％の増加となった。全体量少ないため引き合いはあるものの荷動きは鈍く、青森県産の価格は保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から順調に入荷し、長野県産が出荷ピークを迎え、前週比25％の増加となった。群馬県産の価格は保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から順調に入荷し、前週比13％の増加となった。全体量は多めで荷動きは鈍く、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比18％の増加となった。荷動きは鈍く、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、気温が高く品質低下により数量減少し、前週比5％の減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前週比10％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　福島県を中心に山形県等から入荷し、東北産が増量傾向で、前週比16％の増加となった。不足感あり荷動きは良好で、福島県産の価格は強保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比5％の増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

トマト　北海道を中心に栃木県等から入荷したが、前週比17％の減少となった。北海道産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷し、前週比5％の増加となった。荷動きは出てきており、茨城県の価格は強保合になった。

じゃがいも　茨城県、静岡県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。静岡県産の価格は強保合となった。

たまねぎ　兵庫県を中心に佐賀県等から入荷し、前週比20％の増加となった。荷動きは鈍く、兵庫県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年7月第2週）