レタス、えだまめ、トマト増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年6月第4週（6月24日〜6月30日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,114t（前週比95％、前年同期比98％）。

日ごとの動き

前週比ではレタス、えだまめ、トマト等が増加したが、うめ、そらまめ、じゃがいもが減少したため、5％の減少となった。

前年同期比ではさやえんどう、トマト、そらまめ等が増加したが、にんじん、ねぎ、たまねぎ等が減少したため、2％の減少となった。

市況は前週比で弱保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に北海道等から入荷したが、青森県産が他品目の農作業により出荷減少し、前週比9％の減少となった。高気温で需要は減退して荷動きはかなり鈍く、青森県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、千葉県産、埼玉県産が終盤につき減少傾向で、前週比12％の減少となった。荷動きは鈍く、千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、千葉県産、茨城県産がピークを過ぎて減少傾向で、前週比8％の減少となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から順調に入荷し、前週比13％の増加となった。月初の量販店特売に向け荷動きはありつつも、全体量がそれ以上に多く相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比2％の増加となった。気温が上がり需要減退し、加工需要も落ち着いており荷動きは鈍く、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に福島県等から入荷し、前週比4％の減少となった。荷動きは鈍く、埼玉県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県、群馬県等から入荷し、前週比2％の増加となった。荷動きは鈍く、高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　栃木県、茨城県等から順調に入荷し、前週比12％の増加となった。全体量の多さから荷動きは鈍く、栃木県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷し、前週比7％の減少となった。全体量の多さから荷動きは鈍く、茨城県の価格は弱保合になった。

じゃがいも　長崎県を中心に静岡県等から入荷したが、長崎県産が終盤で数量減少し、前週比28％の減少となった。高気温から需要は低減して荷動きは鈍く、長崎県産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　佐賀県、兵庫県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。全体量は多くないものの気温高く需要は減退し、佐賀県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年6月第4週）