木曜日低調。相場全体は軟調

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2022年6月第4週（6月24日〜6月30日）の概況より。
29日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ15％の減少。
1日平均取扱数量は総量1,089t（前週比89％、前年同期比86％）。

このうち鮮魚類は546t（前週比％、前年同期比90％）、冷凍魚類は247t（前週比107％、前年同期比80％）、塩干加工品は297t（前週比87％、前年同期比84％）。

日ごとの動き

6月24日（金）　週末の取引、入荷水準は低かったが買い一服で売れ行きは鈍化。アジ、ブリが弱保合、サバは小安い、イワシ、メジは小幅下落、スルメは小動き。相場全体では小安い。

6月25日（土）　休市前の取引、前日に弱かった買い気が上向き荷動きはおおむね良好。アジが2割下落、サバが2割続落、カツオは弱保合、スルメは大幅上伸、イワシが小反発、ブリは小高い、メジは小動き。相場全体では区々。

6月27日（月）　週明けの取引、買い気はまずまず。カツオが3〜4割上伸、ブリが1〜2割続伸、アジ、スルメは強保合、メジは区々、サバは小動き。相場全体では小高い。

6月28日（火）　休市前の取引、入荷が減り荷動きは幾分回復。アジが4〜5割、サバは3〜5割、スルメは1〜3割上伸、メジは小高い、イワシは堅調、ブリはしっかり、カツオは小動き。相場全体では続伸。

6月30日（木）　休市明けの取引、月末市で買い気は低調。アジが1〜2割反落、カツオは小安い、イワシ、ブリが軟調、メジは堅調、スルメは小動き、サバは保合。相場全体では軟調。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が石川主体に入荷。数量は前週に比べ8％増加し、価格は中型が2割安、中小型が3.5割弱安。

サバ　千葉主体に入荷。数量は前週に比べ23％減少し、価格は2割弱高。

イワシ　鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ11％減少し、価格は2.5割弱安。

スルメイカ　石川主体に入荷。数量は前週に比べ51％減少し、価格は1.5割高。

カツオ　宮城主体に入荷。数量は前週に比べ45％減少し、価格は6割弱高。

主な水産物の市況（2022年6月第4週）