もも、アンデス、みかんなど増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年6月第4週（6月24日〜6月30日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,339t（前週比118％、前年同期比106％）。

日ごとの動き

前週比では、びわ、クインシーメロン、さくらんぼなどが減少したが、もも、アンデスメロン、みかんなどが増加したため、18％の増加となった。

前年同期比では、びわ、りんご、ぶどうなどが減少したが、クインシーメロン、さくらんぼ、こだますいかなどが増加したため、6％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比5％の減少となった。青森県産「ふじ」の価格は強含みとなった。

びわ　愛媛県を中心に香川県等から入荷したが、各産地ともに終盤となっていることから、前週比79％の大幅な減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

もも　山梨県産「日川白鳳」の出荷ピークが過ぎ、「加納岩白鳳」の出荷に変わってきている。天候に恵まれ生育状況はよく、収穫が前進傾向に入ってきていることから、前週比169％の大幅な増加となった。ギフト需要は弱く、山梨県産の価格は弱保合となった。

さくらんぼ　山形県を中心に入荷したが、「佐藤錦」が出荷ピークを過ぎ終盤に入り、「紅秀峰」が出荷ピークに向かっていることから、前週比15％の減少となった。山形県産「佐藤錦」の価格は弱保合となった。

ぶどう　大阪府、島根県等から入荷し、前週比2％の増加となった。シャインマスカットやピオーネ、巨峰も出荷量が増えてきている。荷動きは鈍く、大阪府産「デラウエア」の価格は弱含みとなった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

貴味メロン　茨城県、千葉県等から入荷し、前週比15％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

クインシーメロン　茨城県産を中心に入荷したが、前週比20％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

アンデスメロン　茨城県を中心に山形県等から入荷し、前週比69％の大幅な増加となった。荷動きは弱いものの、引き合いは強く、茨城県産の価格は強保合となった。

すいか　千葉県、鳥取県等から入荷した。千葉県産、鳥取県産が出荷ピークに入り、前週比32％の大幅な増加となった。晴天が続いていることから、引き合いは強く、荷動きはよく、千葉県産の価格は弱含みとなった。

こだますいか　茨城県、和歌山県等から入荷し、前週比27％の増加となった。一時引き合いが弱くなっていましたが、荷動きが出始めたため、茨城県産の価格は強保合となった。

マンゴー　宮崎県を中心に沖縄県等から入荷し、前週比32％の大幅な増加となった。宮崎県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年6月第4週）