トマトは熊本産が終盤で減少

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年6月第2週（6月10日〜6月16日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,418t（前週比98％、前年同期比93％）。

日ごとの動き

前週比ではえだまめ、にんじん、ほうれんそう等が増加したが、そらまめ、たまねぎ、ピーマンが減少し、2％の減少となった。

前年同期比ではそらまめ、はくさい、うめ等が増加したが、とうもろこし、トマト、きゅうり等が減少したため、7％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に千葉県等から入荷したが、千葉県産、茨城県産が終盤で減少し、前週比5％の減少となった。青森県産の価格は弱含みとなった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比12％の増加となった。千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷し、前週比3％の増加となった。全体量が多いことから荷動きは鈍く、千葉県産の価格は弱含みとなった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比5％の増加となった。荷動きはさほどよくなく、長野県産の価格は保合となった。

はくさい　長野県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から順調に入荷し、前週比11％の増加となった。群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。茨城県産の価格は強含みとなった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、埼玉県産が天候よくなく減少し、前週比13％の減少となった。埼玉県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、群馬県産が曇雨天で数量が伸び悩み、前週比9％の減少となった。荷動きはさほどよくなく、高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　栃木県、熊本県等から入荷したが、熊本県産が終盤で減少し、前週比8％の減少となった。栃木県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に入荷し、宮崎県産、高知県産が出荷ピークを過ぎて減少し、前週比15％の減少となった。茨城県の価格は保合になった。

じゃがいも　長崎県を中心に静岡県等から入荷し、前週比2％の増加となった。荷動きは鈍く、長崎県産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　佐賀県、兵庫県等から入荷したが、佐賀県産が出荷ピークを過ぎて数量減少し、前週比15％の減少となった。佐賀県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年6月第2週）