イワシ3割増、カツオ2割減

2022年6月第2週(6月10日〜6月16日)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年6月第2週(6月10日〜6月16日)の概況より。
15日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ5%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,232t(前週比106%、前年同期比100%)。

このうち鮮魚類は629t(前週比%、前年同期比100%)、冷凍魚類は244t(前週比122%、前年同期比90%)、塩干加工品は359t(前週比100%、前年同期比109%)。

日ごとの動き

6月10日(金) 週末の取引、入荷は減ったが荷動きはいまひとつさえず。イワシが4〜5割反発、アジが2〜3割、スルメが1〜2割反落、ブリは軟調、カツオは小動き、メジが区々、サバは保合。相場全体では軟調

6月11日(土) 休市前の取引、買い一服や天気下り坂の予報が響き、売れ行きはいまひとつ。アジが強保合、カツオがしっかり、イワシ、ブリが弱保合、スルメが小動き、メジは小高い、サバは保合。相場全体では小動き

6月13日(月) 週明けの取引、天候もよく買い気は順調。アジが1割下落、ブリは2割上伸、メジは小反落、カツオは軟調、スルメは小甘い、サバは弱保合、イワシは小動き。相場全体では軟調

6月14日(火) 休市前の取引、買い気は振るわず。カツオが3割、スルメが1〜3割上伸、メジは堅調、サバは強保合、ブリは2〜3割反落、イワシは小動き、アジは保合。相場全体では堅調

6月16日(木) 休市明けの取引、天候の回復で買い気よく、荷動きはおおむね良好。アジ、イワシが3割上伸、サバは小幅上伸、カツオはしっかり、スルメは小反落、ブリは小動き、メジは保合。相場全体では小幅続伸

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が千葉と三重主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は中型が0.5割強高、中小型が1割強安。

サバ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は0.5割強高。

イワシ 千葉と北海道主体に入荷。数量は前週に比べ34%増加し、価格は4割強高。

スルメイカ 富山と北海道主体に入荷。数量は前週に比べ22%増加し、価格は0.5割強高。

カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ23%減少し、価格は1.5割弱高。

主な水産物の市況(2022年6月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ59.8128129各地10,2603,3961,72892113
海外-5,940-156-
メバチ38.110393各地※冷凍3,0241,3191,080101130
アジ49.29774長崎1,080713216106150
千葉ほか中小43240732488117
サバ27.2100106千葉864356216106120
イワシ34.713498千葉ほか1,296464216141166
スルメイカ20.312298富山ほか1,40473054010795
冷スルメイカ2.191150各地1,080-810--
サンマ1.794131各地解凍1,188-540--
カレイ19.7139124北海道648508216101124
宮城ほかマコ1,404864432-213
北海道アカ75658143211060
北海道アサバ-216-4044
ハマチ6.28754愛媛ほか野〆1,5661,3881,296103171
塩サケ26.3157153北海道トキ4,5364,3203,780--
北海道アキ-----
タラ類6.59890岩手ほか756-486--
宮城ぶわ1,296-864--
カツオ507784千葉1,296605216114170
キンメダイ9.910079静岡ほか4,3201,7711,080106126
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/