さくらんぼ生育順調、大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年6月第1週（6月3日〜6月9日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,037t（前週比99％、前年同期比113％）。

日ごとの動き

前週比では、さくらんぼ、ぶどう、アールスメロンなどが増加したが、びわ、クインシーメロン、マンゴーなどが減少したため、1％の微減となった。

前年同期比では、クインシーメロン、貴味メロン、りんごなどが減少したが、びわ、さくらんぼ、ももなどが増加したため、13％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　佐賀県を中心に愛知県等から入荷し、前年同期比14％の増加となった。佐賀県産ハウスみかんの価格は強保合となった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比2％の減少となった。高値が続いていることから、荷動きは弱いものの引き合いがあり、青森県産「ふじ」の価格は保合となった。

もも　山梨県、福岡県等から入荷し、前年同期比30％の大幅な増加となった。山梨県産の価格は前年同期比で強保合となった。

さくらんぼ　山形県を中心に山梨県等から入荷した。今年は生育が順調に進んでいるため、前年同期比36％の大幅な増加となった。山形県産「佐藤錦」の価格は弱保合となった。

ぶどう　大阪府、島根県等から入荷し、前週比49％の大幅な増加となった。大阪府産「デラウエア」の価格は弱保合となった。

アールスメロン　静岡県、熊本県等から入荷し、前週比は11％の増加となった。静岡県産の価格は強保合となった。

貴味メロン　茨城県を中心に熊本県等から入荷したが、前年同期比17％の減少となった。引き合いは強く、茨城県産の価格は強保合となった。

クインシーメロン　茨城県産を中心に熊本県から入荷したが、出荷ピークに入っていることから、前週比22％の減少となった。引き合いは強く、茨城県産の価格は強保合となった。

アンデスメロン　茨城県を中心に入荷し、前週比7％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

すいか　千葉県、熊本県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。千葉県産の価格は弱含みとなった。

こだますいか　茨城県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比37％の大幅な増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

マンゴー　宮崎県を中心に入荷したが、前週比14％の減少となった。高糖度の「太陽のたまご」の引合いは強く、また平年に比べ、LサイズのほかMサイズの小玉も価格が高く、宮崎県産の価格は強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年6月第1週）