ぶどう、さくらんぼ、すいか増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年5月第5週（5月27日〜6月2日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,052t（前週比103％、前年同期比90％）。

日ごとの動き

前週比では、いちご、あまなつかん、マンゴーなどが減少したが、ぶどう、さくらんぼ、すいかなどが増加したため、3％の増加となった。

前年同期比では、あまなつかん、びわ、プリンスメロン、いちごなどが増加したが、さくらんぼ、りんご、こだますいか、マンゴーなどが減少したため、10％の減少となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

あまなつかん　熊本県、鹿児島県等から入荷したが、前週比36％の大幅な減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

りんご　青森県産「有袋ふじ」を中心に入荷したが、前週比6％の減少となった。りんご全体の入荷量が少ないことから高値が続いており、引き合いは若干弱いものの、荷動きはよく、青森県産「ふじ」の価格は保合となった。

びわ　長崎県を中心に入荷し、前週比24％の増加となった。長崎県産の価格は強保合となった。

さくらんぼ　山形県を中心に山梨県等から入荷し、前週比55％の大幅な増加となった。山形県からは露地物「紅さやか」の出荷もはじまりた。山形県産「佐藤錦」の価格は保合となった。

ぶどう　大阪府、島根県などから入荷し、前週比72％の大幅な増加となった。大阪府産「デラウェア」の価格は弱保合となった。

いちご　栃木県を中心に宮城県等から入荷したが、終了間近であることから、前週比45％の大幅な減少となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比18％の増加となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

プリンスメロン　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

クインシーメロン　茨城県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。茨城県産の価格は弱含みとなった。

アンデスメロン　茨城県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比19％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

すいか　熊本県を中心に千葉県等から入荷し、千葉県産の出荷量が増加していることから、前週比32％の大幅な増加となった。天候がよく気温も上がっていることから、荷動きはよく、熊本県産の価格は弱含みとなった。

こだますいか　茨城県を中心に和歌山県等から入荷した。茨城県産が出荷ピークに入ったため、前週比9％の増加となった。荷動きはよいものの、引き合いは弱く、茨城県産の価格は弱保合となった。

マンゴー　宮崎県を中心に入荷したが、前週比22％の減少となった。「太陽のたまご」は引き合いが強く、宮崎県産の価格は強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年5月第5週）